目次

• プロローグ
  • フロイス曰く『日本でもっとも人口が多く富裕な市の一つ』の頃から。
• 第一章・天神。淋しい猫又男子とお狐社長、ブラックOLの私。
  • 天神駅の改札口で。
  • 猫が逃げる
  • 屋台と河童、ふわふわのおうどん。
  • 募集要項間違ってません？
  • 私は普通でいたい。ーー普通って、なんだっけ。
  • 大濠公園の深夜の攻防。
  • 名前をつけてあげる、猫又さん
  • ずっと、「普通」じゃないのが嫌だった。怖かった。
  • 私はあやかしの「普通」をお手伝いしたい。
  • 冴えてるけれど、そのやり方は『普通』なのか？
  • お狐様社長とキスの契約、そして私の新生活。
  • 挿話・四〇〇年の孤独
• 第二章・糸島の磯女、陸の上に夢を見る。
  • 新しい朝が来た、全裸の猫だ。
  • あやかしなんでも相談所が、実情。
  • 人魚の海を見にいこう
  • 糸島の海、やってきた浜姫、飛び出したい磯女
  • 契約肉体（！？）関係
  • たった一つしか思いつかなかった冴えたやり方。
  • 【篠崎視点】霊狐と礒女。心を『此方』に繋ぎ止める、もの。
  • 猫のスリスリと不穏な影。
  • 挿話・四〇〇年の約束
• 第三章・中洲と猫又たちの夜。居場所が欲しい者たち。
  • 拝啓、前職の職場より
  • おうどんと通り魔巫女、主従じゃない、契約のキスの味。
  • 夜が駆ける
  • 生まれ育った『此方』に居たいだけ。
  • 中洲の夜に輝く、猫又さんたち。
  • 契約のマーキング
  • 雌猫又のママの日常、雄猫又の保育士体験。
  • 「普通」になりたかった女と、「特別」になりたかった女。
  • 急転直下。猛禽の神様と、舞い降りる水神様。
  • 謝罪ではなく、もふでもなく、貴方の心が知りたい。
  • 挿話・千年マイナス、六〇〇年の狐
• 第四章・太宰府と『温泉郷』。持て余す感情、現れる商売敵と『旧い縁』。
  • 『天神さまのお膝元』
  • 篠崎さんと私の『旧い縁』。
  • 天満宮、心字池に映る私の本心。
  • 「普通」ということ。
  • 筑紫野の、「紫野」
  • ナゾノクルマー方士方舟ー
  • 【篠崎視点】確かに再会を待ち侘びていた。けれど、
  • 方士曰く、人間辞めてみるのもいいかもよ。
  • 【篠崎視点】（六百＋四百）狐
  • 閉じ込めた、想い。
  • 挿話・〇からの輪廻
• 第五章・柳川、そして立花山。淋しい狐と私の顛末。
  • 土地付き一戸建て所有猫
  • 見覚えのある美貌、のような気がする。
  • 「馬鹿ね、楓ちゃん」
  • 春雷
  • 狐雨
  • 【尽紫視点】『忌まわしい因縁』と貴女は言うけれど、ねえ？
  • （記憶が）正しくない街
  • エンドロールには、まだ早い
  • 六郷満山生まれのTさん
  • 【徐福視点】縛られていたい癖に。本当は。
  • 育成
  • 天正仕込みのネゴシエーション
  • 矜持に殉じた人生と幸福
  • 福岡天神四〇〇年・『篠崎さんと私の』恋
  • 挿話・千年狐の愛
• エピローグ