皇帝陛下のあたため係
後宮ファンタジー
完
34
森 湖春/著
- 作品番号
- 1682634
- 最終更新
- 2022/12/30
- 総文字数
- 110,772
- ページ数
- 45ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 34
- ランクイン履歴
-
総合50位(2023/01/04)
後宮ファンタジー6位(2023/04/17)
- ランクイン履歴
-
総合50位(2023/01/04)
後宮ファンタジー6位(2023/04/17)
- あらすじ
- 天涯孤独な菊花は、蛇香帝の新たな後宮の花候補として、宦官の登月に見出された。
学のない菊花は、タダで勉強ができると喜んだ。そんなこと、貴族の娘しかできないことだから。
だが、そんな虫のいい話なんてなかったのだ!
新しい環境に慣れてきた頃、菊花は呼ばれた。
わけがわからないまま放り込まれた部屋にいたのは、今にも死にそうな顔色の美青年で……。
(あたためてくれって、どういうこと⁈)
この作品の感想ノート
タイトル『あたため係』が気になり拝読しました。抱き枕の菊花が、抵抗を覚えながらも、先帝との話を聞いて、現帝の香樹に、彼の母親の代わりに慈愛を持って接しようとする姿に感動しました。また、香樹には菊花を唯一の番としか考えていない為に、欲望のまま菊花との交わる行為をしたことを致し方ないと思え、それまでの欲望に抗えたことに賞賛します。
敢えて苦言を申すなら、悪役一家の逮捕劇があっけなかったと思えてなりません。それまでの菊花は香樹を、香樹は菊花を、お互い愛する人をどの様にして助けるかを懸命に描いていたかに比べて。只、二人が閉じ込めらえたからくり部屋の仕組みを、香樹が知っていたことも唐突すぎてないません。
兎に角、菊花が正妃(皇后)として末永く、皇帝香樹を支え幸せであることを願います。
まさひろさん
2023/11/08 08:22
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