双樹恋理譚―そうじゅれんりたん― ~大奥でお世継ぎ問題解決のため、お勤めしますの巻~
あやかし・和風ファンタジー
完
4
月食ぱんな/著
- 作品番号
- 1687306
- 最終更新
- 2023/04/25
- 総文字数
- 292,919
- ページ数
- 57ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 4
「双子は|凶兆《きょうちょう》」古くからそう言い伝えられている桃源国。
この国では双子として生を受けた者が無事、成人することはほぼ、ない。
そんな中、服部半蔵の娘、琴葉は男女の双子として桃源国に生を受けた。
何故か生かされた琴葉は、現在十七歳。くノ一い組に属する忍び者としてひっそりと組織の中で生きている。
「多くを望まなければ、それなりに楽しい人生」
琴葉はそう信じて生きてきたし、これからもそのつもりでいた。
そんな中、父である半蔵から新たな任務が下される。それは女の園である「大奥」で潜入捜査をしろというもの。
何でも江戸城本丸大奥において将軍が寵愛していた奥女中が亡くなったらしい。
そして彼女が残した遺書のような書簡が絶賛紛失中とのこと。
「大奥って、一度でもお手付きになったら二度と出られないらしいよ」
周囲に散々脅されながらも、琴葉は任務のため大奥に向かう。
するといつぞやの任務で顔を合わせた怪しい侍が琴葉を待ち構えていた。しかも何故か女装し、琴葉と共に大奥で捜査をするという。
ひょんな事から大奥内、長局で女装した青年と共同生活を始める事となった琴葉。
戸惑いながらも、大奥で遭遇する幽霊事件に盗難事件。
そして、将軍の寵愛を受けた奥女中が残した書簡は見つかるのか。
琴葉は多くを語らぬ謎の青年と共に、事件解決の為に大奥でのお勤めを開始するのであった。
この国では双子として生を受けた者が無事、成人することはほぼ、ない。
そんな中、服部半蔵の娘、琴葉は男女の双子として桃源国に生を受けた。
何故か生かされた琴葉は、現在十七歳。くノ一い組に属する忍び者としてひっそりと組織の中で生きている。
「多くを望まなければ、それなりに楽しい人生」
琴葉はそう信じて生きてきたし、これからもそのつもりでいた。
そんな中、父である半蔵から新たな任務が下される。それは女の園である「大奥」で潜入捜査をしろというもの。
何でも江戸城本丸大奥において将軍が寵愛していた奥女中が亡くなったらしい。
そして彼女が残した遺書のような書簡が絶賛紛失中とのこと。
「大奥って、一度でもお手付きになったら二度と出られないらしいよ」
周囲に散々脅されながらも、琴葉は任務のため大奥に向かう。
するといつぞやの任務で顔を合わせた怪しい侍が琴葉を待ち構えていた。しかも何故か女装し、琴葉と共に大奥で捜査をするという。
ひょんな事から大奥内、長局で女装した青年と共同生活を始める事となった琴葉。
戸惑いながらも、大奥で遭遇する幽霊事件に盗難事件。
そして、将軍の寵愛を受けた奥女中が残した書簡は見つかるのか。
琴葉は多くを語らぬ謎の青年と共に、事件解決の為に大奥でのお勤めを開始するのであった。
- あらすじ
- ハブられっ子くノ一と訳アリのお侍様が織りなす、大江戸恋愛ファンタジー!
目次
-
- 一の巻 嬉しい知らせ(プロローグ)
- 二の巻 御駕籠の中にいるのは
- 三の巻 振り向けば、落武者
- 四の巻 職業柄仕方がない
- 五の巻 不思議な夢
- 六の巻 父、服部半蔵正秋と面談
- 七の巻 くノ一連、い組の仲間たち
- 八の巻 双子の片割れ
- 九の巻 落ち武者再び1
- 十の巻 落ち武者再び2
- 十一の巻 大奥で任務開始
- 十二の巻 大奥で歓迎される
- 十三の巻 大奥での仮住まい
- 十四の巻 奈落の底から救い出す方法※
- 十五の巻 共同台所で噂を耳にする
- 十六の巻 幽霊騒動
- 十七の巻 美麗様とご対面
- 十八の巻 寝不足の頭で推理は無理
- 十九の巻 ご飯つぶと幽霊の足
- 二十の巻 お寿美ちゃんの正義心
- 二十一の巻 幽霊騒ぎふたたび
- 二十二の巻 浮かれる大奥、沈む帷様と私
- 二十三の巻 秘密の部屋の会合1※
- 二十四の巻 秘密の部屋の会合2※
- 二十五の巻 帷様は不在
- 二十六の巻 近くて遠い、公方様
- 二十七の巻 御殿の夜廻り
- 二十八の巻 事件は立て続けに起こる
- 二十九の巻 言いたい事はあるけれど、くノ一だから
- 三十の巻 事件のち公方様
- 三十一の巻 お夏さんからの最後の伝言
- 三十二の巻 狸ちゃんの告白
- 三十三の巻 帷様と状況を整理する1
- 三十四の巻 帷様と状況を整理する2
- 三十五の巻 帷様と状況を整理する3
- 三十六の巻 帷様と状況を整理する4
- 三十七の巻 公方様、ご乱心
- 三十八の巻 時はきたり
- 三十九の巻 かの者は何と申す?
- 四十の巻 嘘をめくれ
- 四十一の巻 沈みかけた船
- 四十二の巻 めでたさが渋滞する布団
- 四十三の巻 宇治の間再び
- 四十四の巻 化けの皮を剥がす
- 四十五の巻 化けの皮を剥がしたけれど
- 四十六の巻 私の名前は
- 四十七の巻 残された者
- 四十八の巻 思いがけないところから
- 四十九の巻 最期の言葉
- 五十の巻 大奥よ、さようなら
- 五十一の巻 天守閣と帷様
- 五十二の巻 伊賀忍男衆、と組
- 五十三の巻 前に進む光晴、そして停滞する帷※
- 五十四の巻 完治した風邪と同じ
- 五十五の巻 帷様じゃないほう
- 五十六の巻 伊桜里様の墓前にご挨拶
- 五十七の巻 愛するきんぴら
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