現世の夢。幽世の現。　卯崎兎妓之 Tsugino Usaki／著

現世の夢。幽世の現。

あやかし・和風ファンタジー

完

卯崎兎妓之 Tsugino Usaki／著

作品番号: 1733651

最終更新: 2025/04/14

総文字数: 168,065

ページ数: 34ページ

ステータス: 完結

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「現世」と「幽世」、二つの世界が交わるとき——。あなたは、どちらを選びますか？

死を迎えた者と選ばれし者だけが辿り着く異界、幽世（かくりよ）。

冴え渡る月の下、選ばれた者だけが渡るその地で、ひとりの女性が過去と向き合う。

「私は、ここで生きていた——？」

現世の人生をごくごく平凡に生きてきた瞳子。だが、幽世の人々は彼女を知っていた。
繰り返し呼ばれる名「卯兎（うと）」。

龍神たちが統べるこの世界で、彼女は何者だったのか？
そして、瞳子が選ぶ未来とは——。

これは、現世と幽世をつなぐ、月夜の囁きの物語。

あらすじ: 現世で静かに暮らしていた瞳子と夫の雪兎。だが、ある日「幽世（かくりよ）」への招待が届く。
訪れた異界で出会うのは、彼女の知らない「記憶」と「因縁」。繰り返し呼ばれる名——失われた神子「卯兎」。
瞳子は、なぜ幽世へ導かれたのか？そして彼女が選ぶ未来とは——。

幽世に住む者、来る者の心の拠りどころ『語り処つきうさぎ』。その始まりの物語。