ネタバレ
全力で生きるということ
命よりも大切なもの。
それを優先した彼女は、命を削りながら、後悔しないための選択をする。
それだけで彼女にとって“絵を描くこと”がどれだけ重要なのかが伝わってくる。
命懸けでやりたいことに向き合う彼女は、ひたすらに眩しくて、かっこよかったです。
そんな彼女の“モデル”になり、1ヶ月そばにいた彼の後悔が、心の叫びが伝わってきて、それでも彼女には笑顔しか見せない姿に泣きそうになりました。
最後、彼女のスケッチブックには愛が詰まっていて、堪えていた涙は頬を伝っていました。
彼ならいつかきっと、笑顔で彼女に報告をできると思います。
2024/03/24 17:51
青春・恋愛
25ページ
完 ・総文字数26,172
ネタバレ
優しい筆致の中に滲む切なさ
自分の命が残り少ないと分かっていたら、誰だってこのヒロインのように、人生を諦めたくなると思います。
物語はある男の子との出会いによって、ヒロインが一歩踏み出すことによって動きだします。終わりがあると分かっていても、友達と楽しい日々を送ったり、誰かと心を通わせたり。ヒロインの願いがたくさん詰まったこのお話は、優しい文体の中に切なさがじんわり滲んでいました。
2024/03/21 22:15
青春・恋愛
8ページ
完 ・総文字数17,699
ネタバレ
切なかったです
紡が見つけた、“ある人が持つと”透明になる糸。
その謎を解明しようとしながら、絃葉との距離を縮めていく。
この物語の中で、糸は“大切な人と繋げるもの”と言われていて。
進路に迷う彼が、他人にさほど興味を抱いていないであろう彼が、大切な繋がりを見つける。
それだけでも成長物語として成立するけれど、この物語にはタイムリミットがある。
絃葉の寿命。
その描き方が繊細で、命の儚さと懸命に生きる絃葉の覚悟を感じる。
2人の出逢いは、2人にとって必要なもの。
だから、絃葉が紡に苦しんでほしくないと願っていたけれど、きっと、紡は何度も絃葉のことを想うだろうな、と感じました。
2024/03/20 20:59
青春・恋愛
14ページ
完 ・総文字数34,761
ネタバレ
特別な日
エリとシロの、どんな日よりも特別な1日。
味覚障害になってしまうほどショックを受けていたエリが、再び笑顔を取り戻していく様子だけで、それが伝わってきます。
1日という限られた時間を、精一杯、恋人として楽しんで。
その別れの瞬間、エリの悲痛な声には胸を締め付けられました。
そして人間として現れたシロの正体。
それは昔、エリに恋に落ちた少年。
どうして嘘をついてエリの前に現れたのか。
彼の想いを知った今、“恋”ではなく“愛”だなと思いました。
素敵な純愛物語でした。
2024/03/19 23:21
青春・恋愛
7ページ
完 ・総文字数21,293
ネタバレ
□
読み終わったあと、
率直にすぐに思ったのは、
〝まるで2時間50分の映画を見終わった感覚〟でした😢
現代人が抱える、悩みや葛藤、
それにより、
自分は必要ないんじゃないか?など、すごくマイナスに考えてしまう時が多くあると思います。
(私も実際そうです。)
そして、この作品は、
そんな現代人の悩みに、
素直にアプローチして、
真っ直ぐ表現されている、
涙しながらも、
心温まる感動ストーリーでした😭
自分は必要ないとか、
マイナスに考えてしまった時に、
この作品を読むと、
「誰かは見ててくれる!」と、
前向きになれる作品です!
素敵な作品をありがとうございました🙇♀️
2024/03/18 11:36
青春・恋愛
16ページ
完 ・総文字数92,230
結末に感動しました
2024/03/17 19:02
青春・恋愛
475ページ
完 ・総文字数180,208
わアお
凄いですねぇ
僕は
キョウヤデス
僕は一章が1番好きです
凄いですねぇ
僕は
キョウヤデス
僕は一章が1番好きです
2024/03/17 12:01
現代ファンタジー
7ページ
完 ・総文字数2,171
謎にワクワク♪
望まれて嫁いだのに5年間も、結婚相手の顔を見ていないヒロイン……という導入部に、グッと引き込まれました。
そして、不思議な文通、騙されて監禁される事件等を乗り越えて……ハッピーエンドにほっこり。
びしりと悪者をやり込めるお姑様と、しっかり者のヒロイン、色々秘密のある旦那様……それぞれのテンポ良いやり取りを、ぜひ楽しんでみてください♪
オススメです!
望まれて嫁いだのに5年間も、結婚相手の顔を見ていないヒロイン……という導入部に、グッと引き込まれました。
そして、不思議な文通、騙されて監禁される事件等を乗り越えて……ハッピーエンドにほっこり。
びしりと悪者をやり込めるお姑様と、しっかり者のヒロイン、色々秘密のある旦那様……それぞれのテンポ良いやり取りを、ぜひ楽しんでみてください♪
オススメです!
2024/03/15 19:57
あやかし・和風ファンタジー
7ページ
完 ・総文字数20,827
ネタバレ
感動です
マスクが当たり前の世界で、なんてとても現実的で。
そんな世界で自分の声が嫌いだと気付いた彼女は、マスクが外せないどころか声もまともに出せなくて。
そんな中で織原くんは『藤島さんの声が好きだ』とストレートに伝えてくれて。
どこかでありそうな青春が詰まっていました。
だからこそ、最後の別れはとても切なかったです。
唐突なお別れ。
その現実を受け入れられなくて、でも、なんとか受け入れて。
藤島さんがマスクを外して自分の声で、織原くんに気持ちを伝えるところは泣きました。
2024/03/12 18:51
青春・恋愛
22ページ
完 ・総文字数23,026
「生きている」が生きて“いた”
「生きている」は、人によっては強がりなんだと思います。特に、彼女のようなその言葉の最後が変わる瞬間が近い人は。
でもその強がりは眩しくて、温かい。大切にしたいものが見つかったから。
“私は現実を生きている”
この言葉は、読者である私の中ではその瞬間だけです。
だけど彼女が届けたい人に届いたとき、確かに彼女は“生きている”。
私が本を閉じた後でも、いつまでも、生きて。
私にとっては、『「生きている」が生きて“いた”』ですがね。
あの人にとっては、『ここで“生きていた”んだ』かもしれませんよ。
「生きている」は、人によっては強がりなんだと思います。特に、彼女のようなその言葉の最後が変わる瞬間が近い人は。
でもその強がりは眩しくて、温かい。大切にしたいものが見つかったから。
“私は現実を生きている”
この言葉は、読者である私の中ではその瞬間だけです。
だけど彼女が届けたい人に届いたとき、確かに彼女は“生きている”。
私が本を閉じた後でも、いつまでも、生きて。
私にとっては、『「生きている」が生きて“いた”』ですがね。
あの人にとっては、『ここで“生きていた”んだ』かもしれませんよ。
2024/03/11 22:48
青春・恋愛
5ページ
完 ・総文字数18,290
ネタバレ
最後で泣いちゃいました
幼馴染の純愛物語。
案外入れ違っていたのかもしれないね、って二人とも中身を見ずに捨てるところ、すごくぐっときました。
余命通知書に何月何日って書かれていたとしても、そんなの知らないよ、運命なんて関係ない! と言っているみたいで、その強さに涙が出そうでした。
そして堪えていたのに最後の日記のシーンが!!これは泣いてしまいます!!
彼女の分も最後までしっかりと生き抜いて、しかもずっとずっと彼女のことを忘れなかった、というのがとても純愛でした。
素敵なお話をありがとうございました。
2024/03/11 17:51
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数17,702
ネタバレ
桜と共に訪れる、淡く儚い運命の恋
真っすぐで明るい普通の少年カイ。
彼が高校の入学式で出会った不思議な少女は、この世のものならぬ存在でした。
春ごとに咲き誇る桜とともに訪れる出会いと淡く切ない恋。
落雷とともに訪れた別れ。それはカイにこの出会いの意味を教えてくれるものでもあったのです。
カイとほのか、二人の魂が、また時を超えて巡り会える日が来ることを祈ります。
2024/03/09 18:44
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数17,403
ネタバレ
美しい物語
とても静かで、美しい物語だと思いました。
誰かの日常を覗き見たようなリアリティ溢れる物語で、ゆっくりと切なさを感じました。
お互いに想いやる気持ちが丁寧に伝わってきて、その距離感がまた切なかったです。
何度も味わいたい物語でした。
2024/03/08 16:07
青春・恋愛
7ページ
完 ・総文字数12,022
ネタバレ
あと一歩!
主人公が病気になり、恋人がこの世界に取り残される。涙を誘うないようでした
感情表現が具体的ではないのと、展開が早すぎてあまり読者がついていけないような気がします。
叶人さんが鈴木さんを好きになった理由、または切っ掛けを詳しく書いた方がいいかと。
ストーリーは悪くないので、表現方法や、展開をうまく進める技を身に付けるようにしてはどうでしょうか?
上から目線でズバズバすみません....
2024/03/07 21:14
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数8,093
ネタバレ
温度差抜群でした
ノンフィクションなのか、フィクションなのか、その境界線が曖昧になってしまうほどに、リアリティ溢れる物語でした。
中盤あたりまでのやり取りはまさに青春で、その先を予感させない、誰かの日常を切り取ったような気がしました。
そして物語における“転”
テーマとして余命とある以上、避けては通れない道ですが、前半の穏やかな日常があるからこそ、後半、主人公が抱いたであろう絶望感が伝わってきます。
ラスト3行。
いつか、彼女に届きますように。
2024/03/07 09:55
青春・恋愛
10ページ
完 ・総文字数17,946
ネタバレ
泣きました
余命宣告をされても、その運命を受け入れて笑う美海……だけど本当はつらくて、怖くて、それに気付く凪斗……
美海が未来を語れば語るほど、涙が浮かんできて、最期の手紙には、もう泣かずにはいられませんでした。
純愛すぎます、最高です。
こんなにも感情移入できたのは、きっと、心理描写が丁寧だったからだと思います。
とても美しい物語でした。
2024/03/06 12:17
青春・恋愛
9ページ
完 ・総文字数17,119
ネタバレ
桜が印象的
私の想像出来る『余命』ものとは全く違う、別の切り口で描かれていてすごく驚きました。
桜の描写が綺麗で、次に桜が咲く頃には病気の治療法が見つかっているといいな、と願わずにはいられません。
素敵な作品をありがとうございました!
2024/03/06 10:41
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数5,998
ネタバレ
衝撃
残された命を懸命に生きる蘭さんは、ただひたすらに美しかったです。
気付けば応援していました。
そして自分の運命に抗いながら、自分の理想の姿で、人生に幕を降ろす。
その降ろし方は、まさに衝撃でした。
間違いなく彼女に惹かれていた星くんがその選択を迫られ……その心情、想像するだけで苦しくて仕方ないです。
タイトルにあるのに、予想外の結末であるような気がしました。
生きたいけれど、死にたい。
そんなちぐはぐな感情を抱く蘭さんの覚悟、無駄にしてはいけない気がしました。
命の儚さを感じるだけでなく、生きる理由を考えるきっかけになる作品だと思いました。
2024/03/05 20:35
ヒューマンドラマ
1ページ
完 ・総文字数10,725
ネタバレ
奇跡の時間
昨日、人生の幕を閉じたはずの彼女との、奇跡の時間。
それを大切に、だけど楽しく過ごす姿がとても印象的でした。
予想外の展開には、奇跡の先を望んでしまいました。
きっと彼女たちには明るい未来が訪れる。
そう、思わずにはいられませんでした。
だからこそ、神は容赦なかったな、と切なくもなり……
ただ一つ、彼が、今度こそ悔いのない彼女との時間を過ごすことができてよかったと思いました。
2024/03/05 17:00
青春・恋愛
11ページ
完 ・総文字数15,641
ネタバレ
切なすぎる
“お前が浮気をしたら……”
その内容は物騒で、ある意味脅しにもなりそうで。
だけど、それが彼女にとっての心の支えになっていたのかな、と思いました。
だからこそ彼を挑発し続けていたけれど、なにも知らない彼の混乱が伝わってきました。
それでも、なぜ実行しないのか。
その理由は愛に満ちていました。
ただただ彼女の幸せを願う。
切なすぎました。
だけどそれだけでは終わらない。
彼女が挑発し続けた理由。
恐ろしいけれど、これもまた愛なのかな、と。
まさに純愛でした。
彼らが来世では幸せを紡げますように。
2024/03/05 09:10
ヒューマンドラマ
6ページ
完 ・総文字数9,925