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ノンフィクションなのか、フィクションなのか、その境界線が曖昧になってしまうほどに、リアリティ溢れる物語でした。 中盤あたりまでのやり取りはまさに青春で、その先を予感させない、誰かの日常を切り取ったような気がしました。 そして物語における“転” テーマとして余命とある以上、避けては通れない道ですが、前半の穏やかな日常があるからこそ、後半、主人公が抱いたであろう絶望感が伝わってきます。 ラスト3行。 いつか、彼女に届きますように。