青春・恋愛
完
海坂依里/著

- 作品番号
- 1717225
- 最終更新
- 2024/07/18
- 総文字数
- 23,026
- ページ数
- 22ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 3
- あらすじ
- とある感染症が流行したときに、普段からマスクをつけることになった。
新しいクラスで友達を作りたいと思っていたけど、初めてのマスク生活は私の声を閉じ込めてしまった。
まったくしゃべらないわけじゃない。
でも、自分の声が、そんなに好きじゃないって気づいた。
自分の声に自信がない。
自分の声で話すのが恥ずかしい。
そんな私は、高校三年になってもマスクを外すことができない。
この作品のレビュー
投稿者:碓氷澪夜さん
感動です
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マスクが当たり前の世界で、なんてとても現実的で。
そんな世界で自分の声が嫌いだと気付いた彼女は、マスクが外せないどころか声もまともに出せなくて。
そんな中で織原くんは『藤島さんの声が好きだ』とストレートに伝えてくれて。
どこかでありそうな青春が詰まっていました。
だからこそ、最後の別れはとても切なかったです。
唐突なお別れ。
その現実を受け入れられなくて、でも、なんとか受け入れて。
藤島さんがマスクを外して自分の声で、織原くんに気持ちを伝えるところは泣きました。
2024/03/12 18:51
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