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自分の命が残り少ないと分かっていたら、誰だってこのヒロインのように、人生を諦めたくなると思います。 物語はある男の子との出会いによって、ヒロインが一歩踏み出すことによって動きだします。終わりがあると分かっていても、友達と楽しい日々を送ったり、誰かと心を通わせたり。ヒロインの願いがたくさん詰まったこのお話は、優しい文体の中に切なさがじんわり滲んでいました。
余命って繊細で難しいテーマの中、ちゃんと命の儚さを描けていて、感動しました。情景や、会話から余命を受け入れながらも苦しみ、そして葛藤するヒロインの姿がとても胸を打つものがありました。そこをきちんと書くことが、今回のテーマでもあるのかなと感じています。澪夜さんの文章力と物語の展開はまさに今回の余命×純愛のテーマに合っていると心から思います。本当に澪夜さんと語り合いたい!って思う(៸៸>⩊<៸`)