- 作品番号
- 1696743
- 最終更新
- 2024/11/24
- 総文字数
- 92,230
- ページ数
- 16ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 146
- ランクイン履歴
-
青春・恋愛36位(2024/04/19)
『笑って、特別なひと』
わたしはあなたの
笑顔がみたい。
俺は きみの
※表紙画像は写真AC様よりお借りしています。
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
ほんとに素敵な作品でした。情景描写や登場人物の心理描写が凄く丁寧に紡がれて、読んでいるうちにどんどん物語に没頭していて、あっという間に読み終わってました。結構メッセージ性が強い作品だなと読んでて思いました。主に「話し合えばわかりあえる?」と「過去との決別」が本作品のテーマになっているように思いました。最初こそ瑠胡さんは人に合わせることで自分の気持ちを隠しながら生きていたけど琥尋君や琴亜さん、夢の中でのハクトくんとの出会いや共に時間を過ごしていく中で自分の想いを伝えられるようになっていて、次第に瑠胡の周りの人も変わって行って、変わることが凄く難しいと感じているからこそ変わっていけた瑠胡は凄いしちゃんと自分の想いを伝えて周りの人を変えていけるのはかっこよかった。
琥尋はお兄ちゃんの珀都のことでずっと抱えていて、勉強や将来のことが不安になるにつれて、いっぱいいっぱいになるにつれてより珀都君に関する後悔が大きくなってしまったのだと思う。もし自分が琥尋の立場だったらって考えてしまったけどやっぱり飛び込むは止められなかったと思うな。多分後にも誰にも相談できずに抱え込んでいたと思う。凄く辛い選択だったと思う。自分の本音を誰かに話すことってすごく難しいと思うから。親しい間柄になればなるほど、その話が重ければ重い程、本音を話したことで関係が崩れてしまうかもって感じるから。だから自分の本音を正直に瑠胡に話して前を向いたのは琥尋の決意と過去との決別を示しているのだと思う。ただ、本音を自分以外の他者に晒すことと同じくらい誰かに何かを相談するっていうのは凄いことだと思うな。強さって色々とあると思うけど誰かに相談できるっていうのも一種の強さだと思ってるから。自分の弱みを自分で見つけて、認めて、それを人にわざわざ知らせるのだから。それに相談したって必ずしも解決するわけでもなく辛い状態を自分で言葉にすることでより辛くなってしまうかもしれないから。瑠胡が琥尋のことを、琥尋が瑠胡のことをお互いに理解し合えたのはお互いが繊細で傷つきやすいからこそ理解し合えたのだと思うな。繊細な人ってそれだけ人の痛みを理解できる人なんだと思う。それに救われている人はきっといるはず。二人ともただ繊細ってだけでなくて強さもあると思う。だからお互いを理解して受け入れあって前に進めるようになったのだと思う。
作品、拝読しました。
瑠胡の一生懸命さ、琥尋の優しさに、心を打たれました。
支えあって前に進んでいく二人のように、私も頑張ろうと思います。
ブルーモーメントのシーン、瑠胡と琥尋の姿が鮮明に浮かびました。
ここだけでもいいから、映像化して見てみたい……!
素敵な作品をありがとうございました。
こんばんは、Twitter(X)でお世話になっているまなみんと申します.。*
突然ですが感想失礼致します🙌
『四月のきみが笑うから。』
この作品を読んで、深紅さんの大大大ファンになってしまいました……!
主人公の考えすぎてしまうところ、私も重度の不安性なので…とても共感しました。
はくとくんの意味を知った時、驚きを隠せませんでした……!いつもるこちゃんのヒーローの先輩が、悲しい過去を抱えているなんて思いもしませんでした。
深紅さんのファンになってもよろしいでしょうか……!笑
本当に本当に大好きな作品です!!ありがとうございます😭✨
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