すっぴん白衣の逆転レシピ 〜メイクが苦手な化粧品研究員、データを盗まれたのでザマス王子の秘密ラボでキラキラ組にリベンジします〜

ヒューマンドラマ

すっぴん白衣の逆転レシピ 〜メイクが苦手な化粧品研究員、データを盗まれたのでザマス王子の秘密ラボでキラキラ組にリベンジします〜
作品番号
1789333
最終更新
2026/08/13
総文字数
33,119
ページ数
6ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
 化粧品会社アルカサスには、目に見えない社内カーストがある。

 頂点は、「化粧品は見せ方が九割!」を信じる花形部署《キラキラ組》。そして最下層、ラボで化粧品の“中身”を作る研究開発部――《白組》。

 白組の研究員・湊川由芽は今日もすっぴん。髪は雑なひとつ結び。前髪は放置ぎみ。ファンデは選べない。ビューラーは、まつ毛専用ギロチンに見える。
 なのに、人の肌を見れば悩みを一発で見抜き、成分表を読ませれば社内で右に出る者はいない。

 そんな由芽は画期的な新素材に『アルフレッド』と名前を付けて、を完成寸前まで育てていた。

 ――そのすべてを、たった一日で奪われる。

 ある朝、会社の前にパトカー。ラボは封鎖。尊敬する上司・西城蘭子は、機密情報を外部へ流した容疑で連行。研究データはキラキラ組に奪われ、女王・黒瀬麗奈に白組の閉鎖を宣告される。

「研究員なんて、もう必要ないの」

 絶望する由芽。しかし、蘭子の逮捕も、白組の閉鎖も、すべてキラキラ組と専務が仕組んだ陰謀だと知った瞬間、由芽の中で何かが切れる。

「蘭子さんの無実を証明する」
「白組を取り戻す」
「アルフレッドも取り返す」

 白衣の袖をまくって決意。

「化学で――全部ひっくり返す!」

 決意は完璧。問題が一つ。

 ラボがない。

 そんな由芽に手を差し伸べてきたのが、会社の創業家の御曹司――座馬颯真。

 長身。黒スーツ。白い肌。顔は恐ろしく整っているが笑わない。
 見た目は王子というより、美形の吸血鬼。しかも名字は、座馬。ゆえに社内での通称は――《ザマス王子》。

「え? なんでザマス?」
「昔から言うじゃない。ザマスザマスのドラキュラって」
「なんだっけ、それ?」

 しかし、そんなザマスが由芽に秘密のラボを提供。
 その上、なぜか妙に口うるさい。

「ハンカチは持ったか?」「私は小学生か?」
「歯は磨いたか?」「合宿ですか?」
「朝食を抜くな。栄養を取れ。睡眠時間も確保しろ」「お前はオカンか」

 言葉は氷点下。でも、行動はオカン。冷血なはずのザマス王子は、なぜか由芽にだけ過保護すぎる!?

 武器は化学。相棒は、吸血鬼顔のオカン。パワポと見栄と社内政治を、成分表とエビデンスでぶち抜け!

 社内最下層のすっぴん白衣による、痛快・逆転お仕事ラブコメディ。

 ――さあ、ここから反撃開始!
あらすじ
メイクは苦手。でも化粧品なら作れる。すっぴん白衣が化学で陰謀を破壊する

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