青春・恋愛
完
卯月ゆう/著

- 作品番号
- 1756010
- 最終更新
- 2025/08/27
- 総文字数
- 87,460
- ページ数
- 26ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
宝石は祈り、――そして、呪い。
- あらすじ
- 光希は夏休みを利用して一人旅に出た。
そこで立ち寄ったカフェにて、栞と出会う。彼女に誘われて、岬へと連れていくことになった。
「この夏に楽しいこと、しませんか?」
共有している楽しい出来事に心地よさを感じながらも、深みにはまっていく。
栞は、どんな人物なんだろう。
栞は、どうしてここにやってきたんだろう。
月の光に照らされて、ふたりは触れていく……。
心の、奥深いところ。――幼少の思い出に。
この作品の感想ノート
拝読しました。
ゆったりと流れる文章は二人の限りある時間を感じさせ、切なくも前向きなラストに向かって、複数の要素が一筋の川へと合流するように感じました。
柔らかな言葉が苦しみと孤独の物語を冷たいものにさせておらず、栞と光希の体温を感じます。
栞と光希と紗希子の関係が運命的で、とてもドラマティックです。
文章の書きぶりで成長を感じる栞の日記で、光希が真実を知っていくスタイルも印象的でした。
読ませていただき、ありがとうございました。
竹宮蓮さん
2025/09/18 23:33
作品拝読しました!
相変わらず、目の前の情景がありありと浮かんでくる描写に感服しながら、運命に引かれ合う二人の行く末が気になって最後まで読み進めました。
栞と光希の出会いはやさしいけれど、決してそれだけじゃない。栞にとって嫉妬の対象だった人の弟だったことで、彼女がどれだけ葛藤して悩んだだろうと考えると、胸が苦しくなりました。でも、間違いなく栞は光希に対して希望のようなものを感じているし、最後の手紙でお別れだけじゃない言葉を残していたのに救われる思いでした。
きらきら光る、宝石のような言葉の数々も素敵で、古き良き時代のラブストーリーを見ているような感覚でした。栞の日記がじんわり胸にくるし、泣きそうになりました。
二人の未来がどうかこの先交わっていると嬉しいです。
素敵な作品をありがとうございました。
葉方萌生さん
2025/09/10 11:20
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