碓氷澪夜さんのレビュー一覧
後ろから回されるプリントでの告白から始まる2人の関係。 朝宮のアプローチに戸惑う間山が可愛く見えてしまって、本当にニヤニヤしながら読みました! 朝宮の嫉妬や独占欲も最高でしたし、周りの反応もまた楽しく読んでいました。 会話のテンポ感も心地よくて、すごく読みやすかったです! ラストのあのやり取りはもう、尊さ全開でした!! BL初心者でも楽しめる物語だと思います!
後ろから回されるプリントでの告白から始まる2人の関係。
朝宮のアプローチに戸惑う間山が可愛く見えてしまって、本当にニヤニヤしながら読みました!
朝宮の嫉妬や独占欲も最高でしたし、周りの反応もまた楽しく読んでいました。
会話のテンポ感も心地よくて、すごく読みやすかったです!
ラストのあのやり取りはもう、尊さ全開でした!!
BL初心者でも楽しめる物語だと思います!
お互いが金曜日の放課後の時間を大切にしている、静かな雰囲気が、すごく好きです!! 並んでいる2人が想像できて、尊さを感じました! 一気に虜になったのは、雨宮くんの想いを知った瞬間です。 葦名くんに対する愛おしさも伝わってきて、すごく良かったです!
お互いが金曜日の放課後の時間を大切にしている、静かな雰囲気が、すごく好きです!!
並んでいる2人が想像できて、尊さを感じました!
一気に虜になったのは、雨宮くんの想いを知った瞬間です。
葦名くんに対する愛おしさも伝わってきて、すごく良かったです!
12万文字の長編であることを忘れるくらい、物語に没頭してました! 少しずつ暴かれていく真実、主人公の危うさ、どれも物語に惹き込まれていき、結末まで目を離せませんでした。 エンターテインメント性抜群です! ぜひ最後まで読んでみてほしいです。 きっと、彼女達の言葉に気付かされることがたくさんあるから。
12万文字の長編であることを忘れるくらい、物語に没頭してました!
少しずつ暴かれていく真実、主人公の危うさ、どれも物語に惹き込まれていき、結末まで目を離せませんでした。
エンターテインメント性抜群です!
ぜひ最後まで読んでみてほしいです。
きっと、彼女達の言葉に気付かされることがたくさんあるから。
ワンナイト・ラブなので、切なさが秘められた恋物語だとは予測していましたが、ここまでとは……
切なさと胸きゅんの塩梅が最高でした!
隣人だから知れること、知らないこと。
その距離感だったり、彼女の葛藤だったりがとてもリアルに描かれていて、物語に入り込めました。
二人の関係の着地点を、ぜひ見届けてほしいです!
夢を叶えるために海外に渡ることを決めた杜真はから届いたメッセージは、遠距離はやめておこう。
別れの予感はしていても、好きだから、別れたくないからと気付かないフリをしていたりん思いが、じわじわと心に沁みて、気付けばりんと同化していました。
それほどまでに、心理描写が秀逸でした。
一行も、一文字も読み飛ばせない物語。
じっくりと物語の世界観にのめり込んでいく感覚が味わえます。
この物語が終わるときには、終わることを寂しく感じるほど。
いつまでも、この世界に浸っていたいと思いました。
読み終えて、感想を書こうとしたのですが、二人の空気感、距離感にもう一度触れたくて、初めから読み返しました。
それくらい、この世界観に浸っていました。
夏を感じる情景描写、なんとも複雑な心理描写。
それらがすっと心に入ってきて、恋人には発展しない“友達”の、絶妙な距離感を感じました。
夏になると、何度も読みたくなる物語です。
ただ文字が並んでいるようで、たくさんの音が聞こえてきました。
普段は聴き逃してしまうような自然の音。
嫌でも聞こえてしまう陰口の声。
そして、心の叫び。
ゆうやが出逢いをきっかけに変わり、息がしやすくなった安心感。
そしてその安心感を奪う絶望。
そのどれもが詰まった物語に、間違いなく心が動かされると思います。
素敵な物語を、ありがとうございました!
離縁を申し出たことによって動き出す物語。
その展開は最後まで目を離すことができませんでした。
旦那様からの優しい愛にドキドキして。
彼女に降りかかる残酷な真実、そしてそこからの展開にハラハラして。
とても短編とは思えない満足感がありました。
番外編でもいいので、彼らの穏やかな日々を見てみたいです。
『今日の私を卒業して、明日の私に会いに行く』
素敵な言葉だなと思いました。
小さな卒業から、自分にとっては大きな卒業まで。
この物語で出てくる卒業は身近なものが多く、“卒業日カレンダー”を真似してみようと思う人が、きっとたくさんいるだろうなと思いました。
主人公のように、“夢がない”と悩んでいる学生はもちろん、同じような毎日で、退屈だと感じている大人にも読んで欲しい物語。
きっと、明日が楽しみになれます。
“100回手を繋いだら、死ぬ”
死神の気まぐれで引き伸ばされた命。
彼女の傍にいたければ、手を繋がなければいい。
それがわかっていても、彼は恋の“病”に罹っているから。
幸せな時間を過ごしていた。
そして彼女には幸せでいて欲しいから。
別れを告げる覚悟を決めたところからは、最後まで目が離せませんでした。
ラストの締めくくりは、彼らが幸せな日々を送ってきたのだと教えてくれました。
“一生愛する”とはこういうことか、と思いました。
心温まる、素敵な物語でした。
友達でも家族でもない、他人だから言えるわがまま。
巻き込まれたと言っても過言ではない2人の関係は、青春そのものでした。
過去のトラウマから自分は無力だと思っている彼が、彼女のために奮闘する成長した姿は、とても魅力的でした。
彼女の秘密は予想外で、さらに物語に引き込まれました。
過去の記憶に引っ張られて、一歩踏み出す勇気が出せない人に読んで欲しい物語でした。
梨久を救うことは、祈莉にしかできない。
そう感じることのできる物語でした。
2人とも後天的なハンデで、健康体だったころがあるからこそ、苦しみ、絶望し、塞ぎ込んでいた。
でも、偶然、運命のように出逢えたから、2人は幸せな日々を過ごすことができたのだと思います。
彼らの悩み、苦しみ、葛藤。
そのどれもが多数の人には当てはまらないのかもしれません。
ですが、彼らの言葉は届くはず。
懸命に明日を生きようとする彼らの姿は、私たちにも明日の希望を抱かせてくれます。
とても素敵な物語でした。
命よりも大切なもの。
それを優先した彼女は、命を削りながら、後悔しないための選択をする。
それだけで彼女にとって“絵を描くこと”がどれだけ重要なのかが伝わってくる。
命懸けでやりたいことに向き合う彼女は、ひたすらに眩しくて、かっこよかったです。
そんな彼女の“モデル”になり、1ヶ月そばにいた彼の後悔が、心の叫びが伝わってきて、それでも彼女には笑顔しか見せない姿に泣きそうになりました。
最後、彼女のスケッチブックには愛が詰まっていて、堪えていた涙は頬を伝っていました。
彼ならいつかきっと、笑顔で彼女に報告をできると思います。
自分の生き方にもがく、まさに青春物語でした。
他人を傷つけてしまったことから周りと距離を置く、心優しい少年と。
なにもかも“初めて”な明るい少女。
2人が出逢い、少しずつ考え方が変わって。
懸命に生きる2人を見ていると、私自身の生きる理由も教えてもらえたような気になりました。
彼が彼女に“おかえり”と言える日は、きっと、そう遠くない。
そんな予感をさせる終わりも素敵でした。
紡が見つけた、“ある人が持つと”透明になる糸。
その謎を解明しようとしながら、絃葉との距離を縮めていく。
この物語の中で、糸は“大切な人と繋げるもの”と言われていて。
進路に迷う彼が、他人にさほど興味を抱いていないであろう彼が、大切な繋がりを見つける。
それだけでも成長物語として成立するけれど、この物語にはタイムリミットがある。
絃葉の寿命。
その描き方が繊細で、命の儚さと懸命に生きる絃葉の覚悟を感じる。
2人の出逢いは、2人にとって必要なもの。
だから、絃葉が紡に苦しんでほしくないと願っていたけれど、きっと、紡は何度も絃葉のことを想うだろうな、と感じました。
エリとシロの、どんな日よりも特別な1日。
味覚障害になってしまうほどショックを受けていたエリが、再び笑顔を取り戻していく様子だけで、それが伝わってきます。
1日という限られた時間を、精一杯、恋人として楽しんで。
その別れの瞬間、エリの悲痛な声には胸を締め付けられました。
そして人間として現れたシロの正体。
それは昔、エリに恋に落ちた少年。
どうして嘘をついてエリの前に現れたのか。
彼の想いを知った今、“恋”ではなく“愛”だなと思いました。
素敵な純愛物語でした。
マスクが当たり前の世界で、なんてとても現実的で。
そんな世界で自分の声が嫌いだと気付いた彼女は、マスクが外せないどころか声もまともに出せなくて。
そんな中で織原くんは『藤島さんの声が好きだ』とストレートに伝えてくれて。
どこかでありそうな青春が詰まっていました。
だからこそ、最後の別れはとても切なかったです。
唐突なお別れ。
その現実を受け入れられなくて、でも、なんとか受け入れて。
藤島さんがマスクを外して自分の声で、織原くんに気持ちを伝えるところは泣きました。
とても静かで、美しい物語だと思いました。
誰かの日常を覗き見たようなリアリティ溢れる物語で、ゆっくりと切なさを感じました。
お互いに想いやる気持ちが丁寧に伝わってきて、その距離感がまた切なかったです。
何度も味わいたい物語でした。
ノンフィクションなのか、フィクションなのか、その境界線が曖昧になってしまうほどに、リアリティ溢れる物語でした。
中盤あたりまでのやり取りはまさに青春で、その先を予感させない、誰かの日常を切り取ったような気がしました。
そして物語における“転”
テーマとして余命とある以上、避けては通れない道ですが、前半の穏やかな日常があるからこそ、後半、主人公が抱いたであろう絶望感が伝わってきます。
ラスト3行。
いつか、彼女に届きますように。
余命宣告をされても、その運命を受け入れて笑う美海……だけど本当はつらくて、怖くて、それに気付く凪斗……
美海が未来を語れば語るほど、涙が浮かんできて、最期の手紙には、もう泣かずにはいられませんでした。
純愛すぎます、最高です。
こんなにも感情移入できたのは、きっと、心理描写が丁寧だったからだと思います。
とても美しい物語でした。
