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徐々に世界から色が消えていく彼女が綴る、彼女にとって大切な物語。 小説家である彼女の言葉遊びは美しく、その一文字一文字に色が宿っているようで、ゆっくり丁寧に物語の世界にのめり込んでいきました。 少しずつ、彼女の言葉から彼が大切で大好きで仕方ないんだと伝わってきて。 だからこそ、彼との最後、そして彼の遺作を見たときは涙が込み上げてきました。 こんなにも切なくて美しくて綺麗な愛があるだろうか。 とても素敵な世界でした。