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「わたしはね、みんなの未来を繋ぐことができるんだよ」
余命が見える僕は、人と距離を取って生きてきた。そんな僕の日々に入り込んできたのは、とある秘密を抱えた君だった。
死んだら人は星になるらしい。
───けれど、君は、
「わたしは普通の星じゃなくて流れちゃおうかな。見守るだけなんてわたしらしくないし、止まっていられないもん」
1度きりの人生、今しか出来ない青春、
君と僕に残された日々のこと。
*
文庫版で読みました。そして言わずもがな、泣きました。健気で真っ直ぐな花純ちゃんと、花純ちゃんに振り回されながらも変わっていく瑞季くん。ふたりを囲む人たちもみんな魅力的で、心地よい会話も相まって愛おしさが溢れました。
「わたしの勝ちだ。頑張って一年生きろ」
最後まで読み切って本を閉じた時、タイトルにまで泣かされました。皆様も是非ご一読を。
青春と夏の裏側にある陰った過去。
『いらない明日を捨てに行く』ーーその言葉の意味が、3人の秘密が、最後になるにつれて徐々に明かされていく、苦しくて切なくて、だけどその中にある変化に救われました。
まさにどんでん返し。
なるほどな…という部分もあれば、ああわかる…となる部分もあり、色んな感情に誘われ、気づけば最終ページでした。
2人にとっての大切な時間をまるで傍で見ているような感覚。どう表現して良いか上手い言葉が見つからないです。
この時期に出会えて良かった、、
是非たくさんの人に貰いたいと思います。
春瀬くんと橘さんの掛け合いも素敵でずっと見てたいなあとおもいました( ˘ᵕ˘ )
素敵な作品ありがとうございました🥀





