- 作品番号
- 1733887
- 最終更新
- 2024/10/21
- 総文字数
- 120,307
- ページ数
- 17ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 45
- ランクイン履歴
-
総合8位(2024/09/12)
ミステリー1位(2024/09/10)
私が信じた美しい先生は
どこにもいなかったんですか?
_ _ _ _
須田出版・新人編集者の槇原羽菜は、
念願だった人気作家“葉空ヨリ”の担当編集になることが出来た。
ヨリの小説を読んで救われたという10代からの支持が熱く、羽菜もまたかつてその一人だった。
そんな中、編集部にヨリ宛てにあるファンレターが届く。
『葉空ヨリは読者を欺く人殺し』
まさか、そんなわけがない。
いたずらに違いないと放念する羽菜だったが……。
小説投稿サイトに
ヨリが殺したはずの人間が小説の投稿を始める。
それを裏付ける証拠によって、ヨリが炎上し……。
その火は徐々に燃え広がっていく。
羽菜は無実を信じて帆走するが、ヨリには秘密があって――。
世間に掲げるイメージと正反対の秘密。
青春小説家が、一番隠したい過去とは。
この作品のレビュー
12万文字の長編であることを忘れるくらい、物語に没頭してました! 少しずつ暴かれていく真実、主人公の危うさ、どれも物語に惹き込まれていき、結末まで目を離せませんでした。 エンターテインメント性抜群です! ぜひ最後まで読んでみてほしいです。 きっと、彼女達の言葉に気付かされることがたくさんあるから。
人気青春作家の暗い過去が明かされるこの物語、読めば様々な情報に翻弄されること間違いなしです! 光があれば闇もある、闇があれば光もある、そう思わせくれる物語です。
この作品の感想ノート
感想失礼いたします!
タイトルと序盤から漂う不穏な空気感に惹かれ、最後まで目が離せませんでした。
ヨリも羽菜も当初は上澄みしか見えないようで、読み進めてふたりを追いながらもどこか掴みどころがなかったのですが、心情を吐露する場面ではすごく人間味があって言葉の重みをひしひしと感じました。
展開に沿って膨張していく謎や緊張感のようなものがミステリーとして味わい深く、終盤でそれが破裂するかのごとく本人の口から語られるところが劇的で、そういった静動の対比が鮮やかでした。
最後は「まさか、もしかして…?」という予感が綺麗に回収され、すっきりとした読後感です。
光ばかりだと眩しすぎてかえって滅入るかもしれないけれど、暗い部分に寄り添ってくれることで勇気をもらえることって確かにあるなぁと感じました。
繊細な心理描写がとても印象的です。
長々と偉そうにすみません…。これからも応援しております!
素敵な作品をありがとうございました♡
作品拝読しました!
これはもう本格ミステリーでは???と圧倒される内容でした。いろんな結末が想像でき、みんな怪しい!となってしまったので、きっと私はあささんの手のひらで転がされてしまいました。笑
主人公の盲信がちょっとこわいなぁと感じていたくらいなので、結末を読んでなるほど、とすっきりしました。
塚原さんが推しです。
素敵な作品をありがとうございました!
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