青春・恋愛
完
時庭はこ/著

- 作品番号
- 1724840
- 最終更新
- 2024/05/25
- 総文字数
- 26,240
- ページ数
- 5ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 10
教室はまるで水槽だ。
こんなに狭くて息苦しい場所、本当は来たくなかった。
ストレスにより人の声だけが聞こえない少女と
留年して不登校になった少年が綴るふたりきりの物語。
- あらすじ
- 突然、人の喋る声だけが聞こえなくなってしまった青葉ゆうや。医者からストレスによるものと言われ、学校での居場所も失ってしまう。高三の春、学校に行きたくないと思っていたところ、不登校のクラスメイト・逢坂南央と出会う。彼もまた、悩みを抱えていて居場所がなかった。南央と連絡先を交換し、学校の外で会ううちに心に余裕が生まれていくゆうやだったが、あることがきっかけで事態が思わぬ方向に転がっていき――。
この作品のレビュー
投稿者:碓氷澪夜さん
音が聞こえてきました
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ただ文字が並んでいるようで、たくさんの音が聞こえてきました。
普段は聴き逃してしまうような自然の音。
嫌でも聞こえてしまう陰口の声。
そして、心の叫び。
ゆうやが出逢いをきっかけに変わり、息がしやすくなった安心感。
そしてその安心感を奪う絶望。
そのどれもが詰まった物語に、間違いなく心が動かされると思います。
素敵な物語を、ありがとうございました!
2024/06/06 16:15
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