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梨久を救うことは、祈莉にしかできない。 そう感じることのできる物語でした。 2人とも後天的なハンデで、健康体だったころがあるからこそ、苦しみ、絶望し、塞ぎ込んでいた。 でも、偶然、運命のように出逢えたから、2人は幸せな日々を過ごすことができたのだと思います。 彼らの悩み、苦しみ、葛藤。 そのどれもが多数の人には当てはまらないのかもしれません。 ですが、彼らの言葉は届くはず。 懸命に明日を生きようとする彼らの姿は、私たちにも明日の希望を抱かせてくれます。 とても素敵な物語でした。
ストーリーは登場人物が死ぬ王道ルートと思わせながらも随所で工夫がみられたいい物語でした。葛藤、後悔、未来への決意など10代の若者がぶつかる壁をうまくストーリーに組み込みながら表現してる印象でした。また、ちょうどいい長さで一気に読むことができました