ネタバレ
青春。そして、恋愛。
まさに青春・恋愛というジャンルに相応しい物語でした。
初めは青春。
主人公を含め、どの登場人物も未熟で、だからこその衝突は青春そのものでした。
そして衝突したからこそ、主人公は少し、成長する。
そこから恋愛の物語が進んでいくと、彼女の悩みと葛藤が見えてきます。
その苦しみは痛いほど伝わってきて、実際に悩んでいる人もこんな感じなんだろうかと思いました。
また、少しずつ紐解かれていく関係性に、どんどん引き込まれていきました。
彼らの未来が明るいことを祈っています。
2024/02/11 18:27
青春・恋愛
28ページ
完 ・総文字数129,951
ネタバレ
切ないラブレター
1000文字の、切なくて一途なラブレターだな、と思いました。
ただ声が聞きたい。
その願いがひしひしと伝わってきて、読者の苦い恋の思い出を刺激してくれます。
過去に思いを馳せ、懐かしみ、そして、彼のように願わずにはいられない。
“好きな人の、声が聞きたい”と。
一度でも恋がした人には間違いなく届く、素敵な作品でした。
2024/02/09 00:10
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数1,074
ネタバレ
大切にするのは
大人だからこその寂しさを感じました。
学生時代ほどの楽しい人間関係はなくて。
疎遠になったわけではない友人との距離感すらも寂しくて。
そんな中で、恋人にデートの約束を忘れられてしまう。
それはもう、自分を大切に行動するしかないじゃないか。
“ロンリネスデート”
私とのデート。
自分を大切にして、自分自身と向き合う。
とても大事で、素敵だと思いました。
いつか、彼女が自分よりも大切にしたいと思えるような人に出会えますように。
2024/02/07 23:35
ヒューマンドラマ
1ページ
完 ・総文字数8,667
ネタバレ
青春ミステリ
兄が自分の人生を犠牲にしたことで手に入った自由。
それは自由なんかではなくて。
だけど兄に本音を言うこともできなくて。
1人で抱えきれない感情は、真夜中、クラスメイトと出会うことで変化していく。
ところどころ違和感が散りばめられていて、こちらがそれに気付くと、主人公と同じく“謎”に対する“答え”を探す。
それは青春ミステリのようで、一気に物語に引き込まれました。
また、本来なら綺麗事となり、覚めてしまいそうな言葉も、彼女が言うから、心からの言葉として伝わってくる。
彼女が必死に訴えている姿が目に浮かびました。
物語の展開、彼らの関係性。そのすべてが絶妙で、最後まで楽しむことができました。
2人が前を向いて進んでいきそうな締めくくりも素敵でした。
2024/02/07 22:03
青春・恋愛
7ページ
完 ・総文字数21,198
ネタバレ
優しい嘘
「私、夜になると死ぬの」
その言葉は衝撃的で。
抽象的でもなんでもなく、彼女は本当に夜に存在しなくなる。
夜に憧れを抱きながら、彼女は1つの願いを少年に託す。
“花火が見たい”
いつの間にか自分の中で彼女の存在が大きくなっていたことで、彼は彼女のために懸命に写真を残す。
不器用な距離感は、まさに青春そのもの。
後ろ向きな彼女のために、簡単にバレてしまうような嘘をつくあたりも、それを表していた。
嘘は良くない。だけど、この物語の嘘は、他者を傷つけるものではなく、彼女を前向きにするもので。
そんな嘘を、許したくなる気持ちになりました。
その真意に気付きながらも口にせず、密かに前を向いて進もうとする少女の姿も素敵でした。
2024/02/07 01:06
青春・恋愛
5ページ
完 ・総文字数5,222
ネタバレ
予想不可能な結末
お姉ちゃんが失くしたもの。
お姉ちゃんがいなくなってからもずっと気になった妹が、気付いた真実。
それはとても予想できるものではなかった。
驚きと切なさを交えた展開を締め括る、心温まるラストシーンには、さまざまな思いが込められている気がしました。
お姉ちゃんが前を向いて進むことができそうだと感じさせるラストは、とても素敵でした。
2024/02/06 15:30
ヒューマンドラマ
3ページ
完 ・総文字数5,695
ネタバレ
明日はね……
『死にたい』に対して『生きろ』なんて綺麗事、生きることを諦めた人には届かない。
そう思ったことは、誰しもあるだろう。
そんなとき、綺麗事を言うのではなく『明日はね……』と予言をする。
そうすれば、本人が死から遠ざかる。
この物語では2人が出会い、別れ際に必ずあまねが予言をした。
彼との夜の時間を楽しみになってきた彼女は、その予言すらも楽しみになり、自ずと生を諦めなくなっていた。
その展開が、素敵でした。
また、話の導入が自然でよかったです。
最後には予想外なオチが待っているので、ぜひ読んで欲しいです。
2024/02/05 23:28
青春・恋愛
8ページ
完 ・総文字数20,142
危うい距離感
高校のときにした約束に縛られ続ける主人公と、気まぐれなヒロイン。
ふと限界が来たときの2人のやり取りも含め、その関係性は危うくて、理解できる人なんていないのかもしれない。
だからこそ、ドキドキしました。
いつか彼が本心を言える日を、彼女が真の愛に気付ける日を願っています。
個人的に、本編の中で主人公の考え方が大人になっているような感じがして、時の流れを感じられました。素敵な心理描写でした。
高校のときにした約束に縛られ続ける主人公と、気まぐれなヒロイン。
ふと限界が来たときの2人のやり取りも含め、その関係性は危うくて、理解できる人なんていないのかもしれない。
だからこそ、ドキドキしました。
いつか彼が本心を言える日を、彼女が真の愛に気付ける日を願っています。
個人的に、本編の中で主人公の考え方が大人になっているような感じがして、時の流れを感じられました。素敵な心理描写でした。
2024/02/05 22:24
青春・恋愛
8ページ
完 ・総文字数7,583
明けない夜はない
朝が来なければいいのに。
そう思ってしまうことは、誰にでもあるだろう。
だからだろうか、この物語で紡がれる言葉たちは、そっと寄り添ってくれる気がした。
少しずつ距離が縮まっていく2人を見ているときはもどかしくて。
嘘とその真意を知ったときは愛おしくて。
こんなにも素敵な青春物語が、どこかで本当にあるような気がして。
そう思ってしまうほどに、心理描写が丁寧だった。
それも相まって、“明けない夜はない”という、いつもなら鼻で笑いたくなるような綺麗事が、自然と心に染みた。
日々、ちょっとした生きづらさを感じている人へ。
寂しい夜を過ごしている人へ。
さまざまな悩みを抱えている人へ届いて欲しい。
そんな物語でした。
朝が来なければいいのに。
そう思ってしまうことは、誰にでもあるだろう。
だからだろうか、この物語で紡がれる言葉たちは、そっと寄り添ってくれる気がした。
少しずつ距離が縮まっていく2人を見ているときはもどかしくて。
嘘とその真意を知ったときは愛おしくて。
こんなにも素敵な青春物語が、どこかで本当にあるような気がして。
そう思ってしまうほどに、心理描写が丁寧だった。
それも相まって、“明けない夜はない”という、いつもなら鼻で笑いたくなるような綺麗事が、自然と心に染みた。
日々、ちょっとした生きづらさを感じている人へ。
寂しい夜を過ごしている人へ。
さまざまな悩みを抱えている人へ届いて欲しい。
そんな物語でした。
2024/02/04 16:22
青春・恋愛
8ページ
完 ・総文字数28,367
ネタバレ
特別な5日間
夏の間だけ過ごせる、どんな時間よりも大切な時間
彼女視点で綴られていることから、彼女が大切に思っていることは伝わってくる
だが、読み終えて物語を反芻しているうちに、彼にとっても、かけがえのない時間だったのではないかと思えてくる
また、花言葉を用いて伝えてくる様はもどかしく、愛おしい
未熟で美しい愛だな、と思った
2024/02/03 23:13
青春・恋愛
12ページ
完 ・総文字数6,865
ネタバレ
彼女の嘘
人と出逢うことで価値観が変わり、人生も変わっていく。だからこそ、人との繋がりを大切にしようと思えました。
また、“真夜中の嘘”が、ただ一言ではなく…というところが、切ないですね。
だからこそ、その嘘を知ったとき、ただ素直に「ああ、そんな……」と思ってしまいました。
切ない結末ではありますが、夏樹と夕夜が前を向くことができたのは確かで。
私も彼らとともに、前を向こうと思えました。
2024/02/03 10:45
青春・恋愛
13ページ
完 ・総文字数18,321
ネタバレ
一途で、素敵な愛
彼は、何度、彼女に「はじめまして」と言ったのだろう。
想像するだけで切なくなる。
だけど、彼の一途な愛に、胸が熱くなる。
いつか2人が笑い合える未来を信じています。
2024/02/02 23:48
青春・恋愛
5ページ
完 ・総文字数9,924
ネタバレ
恋の忘れ方
気付けば片想いになってしまった恋。相手は前に進んでいても、自分は過去にしがみついてしまう。そんな経験がある人には、間違いなく刺さります。
切なくて、苦しくて、だけど、暖かい。そんな恋もあったなと、思い出すきっかけになるかもしれません。
そして、最後の嘘も、切ないです。わかってしまうのが、苦しい。
でもだからこそ、前を向ける。過去と決別できる。
主人公には新たな恋を見つけ、幸せになって欲しいです。
2024/02/01 00:25
青春・恋愛
1ページ
完 ・総文字数3,653
家族だからこそ
家族だからこそ、モヤモヤする。
家族だからこそ、時間が解決してくれる。
家族だからこそ……
この作品は、家族との繋がりを大切にしようと思わせてくれます。
言葉にしなくても伝わる、家族の絆を感じる暖かい物語でした。
家族だからこそ、モヤモヤする。
家族だからこそ、時間が解決してくれる。
家族だからこそ……
この作品は、家族との繋がりを大切にしようと思わせてくれます。
言葉にしなくても伝わる、家族の絆を感じる暖かい物語でした。
2024/01/15 16:07
ヒューマンドラマ
1ページ
完 ・総文字数4,422
ネタバレ
これぞ、純愛
ああ、これが愛か。
読み終えて思ったのは、それでした。
こんなにも美しく切ない純愛に、ただただ語彙力を失いました。そして、素敵な物語でしか得られない幸福感に浸ってしまいました。
博士とロザリーがすれ違ってしまい、その誤解が解けた瞬間は、暖かく切ない気持ちでいっぱいになれます。なにより、もっと早く読むべきだったと後悔してしまうほどに、素敵な作品です。
私の文章力ではこの作品の魅力が伝えきれないのがもどかしいのですが、とにかく、たくさんの人にこの物語が届いて欲しいと思いました。
2024/01/07 16:22
ヒューマンドラマ
7ページ
完 ・総文字数10,004
ネタバレ
予測不能な始まり
終わる日の、不可解な出会いから物語は動き始める。彼女に振り回され、天真爛漫な様子に心を許しながらも、一途に初恋の人を想う。その恋心は、美しい。しかし、待ち構えていたのは残酷な結末。それでも、主人公がこの先後悔しない選択を取れてよかった。
臆病になっているうちに、大切なものを失う。躊躇っている場合ではない。伝えたいことは、伝えなさい。
そんなメッセージを感じた、素敵な作品だった。
2023/11/05 12:23
青春・恋愛
6ページ
完 ・総文字数20,263
リアルと仮想
少しずつ変化する人間関係と、ネットと現実の侵食具合が、とてもリアルでした。だからこそ、見えない大切なものについて、教えてくれる作品だなと思います。リアル世界が退屈で仕方ない人、ネット世界に生きがいを感じている人に読んで欲しいです。
少しずつ変化する人間関係と、ネットと現実の侵食具合が、とてもリアルでした。だからこそ、見えない大切なものについて、教えてくれる作品だなと思います。リアル世界が退屈で仕方ない人、ネット世界に生きがいを感じている人に読んで欲しいです。
2023/10/31 13:21
青春・恋愛
31ページ
完 ・総文字数92,130
現実と夢
大人になると意識する、現実的な将来。その“現実的”は、夢を諦めるための、都合のいい理由なのかもしれない。
「頑張っても、それは叶うかわからないから」
それは努力しない理由にはならない。
頑張ることもしないで、夢を諦めるの?
そんなふうに訴えられた気がします。
もう一度、いや、何度でも私の夢と向き合って、私から背を向けるようなことはしたくない。
そう思わせてくれる、素敵な作品でした。
大人になると意識する、現実的な将来。その“現実的”は、夢を諦めるための、都合のいい理由なのかもしれない。
「頑張っても、それは叶うかわからないから」
それは努力しない理由にはならない。
頑張ることもしないで、夢を諦めるの?
そんなふうに訴えられた気がします。
もう一度、いや、何度でも私の夢と向き合って、私から背を向けるようなことはしたくない。
そう思わせてくれる、素敵な作品でした。
2023/10/21 00:48
青春・恋愛
3ページ
完 ・総文字数7,908
ネタバレ
心に染みる言葉
物語を通して、自分の過去の選択を思い返し、物語の言葉たちに涙させられたのは、初めてでした。物語を読んでの涙なのか、自分の人生に対する涙なのか、その境界線は曖昧で、最後はただ温かい気持ちでいっぱいでした。
これからも私の選択に責任を持ち、後悔のないように生きていこう。
そう思わせてくれる物語に出会えて、幸せです。
素敵なお話をありがとうございました。
2023/10/18 12:03
青春・恋愛
25ページ
完 ・総文字数81,463