あの日の約束が叶うなら、もう一度だけ君に会いたい

ランクイン履歴

青春・恋愛50位(2025/10/19)

青春13位(2025/10/19)

青春・恋愛

あの日の約束が叶うなら、もう一度だけ君に会いたい
作品番号
1762160
最終更新
2025/10/06
総文字数
100,635
ページ数
25ページ
ステータス
未完結
いいね数
158
ランクイン履歴

青春・恋愛50位(2025/10/19)

青春13位(2025/10/19)

 夏祭りの夜、彼は帰らぬ人となった。
 病院の白い廊下、消えない蝉時雨、机に残されたシャープペン。泣きたいのに涙が出ない少女・結衣の前に残されたのは、一冊の〈共通日記〉だった。

 白紙のページに浮かび上がった文字――「また夏に会おう」。
 それは彼の筆跡に酷似していた。
 次の瞬間、彼女は「去年の夏」へと引き戻されていた。

 生きている彼に再び会えた奇跡。汗の匂い、笑う声、額に触れる温度。すべてが夢であってほしくないと願う。
 しかし、過去は美しいだけではない。運命を変えようとするたびに別の場所に“ひずみ”が生じ、罪悪感と責任が彼女の胸を締め付ける。

 「もしも君を救えるなら、私は何を差し出せばいい?」
 問いかける相手は、彼なのか、日記の向こうのだれかなのか。

 迫る夏の終わり。灯籠の光、橋の刻み文字、祠の青い糸。
 それらが繋がるとき、結衣は選ばなければならない。
 救いとは、運命を変えることか。
 それとも、“失っても残るもの”を見つけることなのか。

 涙なしには読めない、青春タイムリープ×恋愛の決定版。
 ――「愛してる、それだけでいい」
 その言葉は、過去と未来を越えて、彼女の胸に生き続ける。
あらすじ
 最愛の人を事故で失った少女の前に残されたのは、一冊の〈共通日記〉。そこに浮かんだ見知らぬ文字をきっかけに、彼女は「去年の夏」へと足を踏み入れる。再び出会えた彼と過ごす十日間。笑い、手を繋ぎ、約束を交わす日々は、幸福と同時に「再び失うかもしれない恐怖」を突きつける。未来を変えることはできるのか。彼を救うことは、奇跡なのか、それとも罰なのか――。涙なしには読めない青春タイムリープ・ラブストーリー。

目次

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

すべての感想数:12

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop