追放令嬢は辺境の薬師として復讐を紡ぐ

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異世界(総合)9位(2025/09/21)

ファンタジー9位(2025/09/21)

異世界(恋愛)4位(2025/10/16)

異世界ファンタジー

追放令嬢は辺境の薬師として復讐を紡ぐ
作品番号
1760973
最終更新
2025/09/15
総文字数
51,969
ページ数
24ページ
ステータス
完結
いいね数
223
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異世界(恋愛)4位(2025/10/16)

「お前の薬は毒だ」——婚約破棄と共に断罪され、王都を追われた公爵令嬢アメリア。頼れるのは、母が遺した崩れかけの薬草園だけ。雨を集め、土を起こし、薄荷の芽を守ることからの再起。彼女の武器は、奇跡ではなく“記録”と“公開”。広場での公開実験、壁に貼る回復曲線、増えていく署名。「匂い」で人を酔わせる“聖女の涙”と、粗悪な蒸留で作られた“聖水”の正体が、少しずつ暴かれてゆく。

温室は放火で灰に——それでも灰から活性炭を作って解毒へ転じる執念。旅芸人は情報の翼となり、寡黙な鉱夫ハルトは彼女の土台となる。板挟みの王太子ダリオも、やがて彼女の“論理”に膝を折る。王城での公開審理では、偽封印、護符の構造、利権の矢印を帆布に描き出し、個人を晒し者にするのではなく、仕組みを作り替える提案で会場をひっくり返す。

彼女が選ぶ“ざまあ”は、転落ショーじゃない。祈祷師は衛生補助員に、商会は救済基金へ、王都には“謝罪台”が立ち、訂正に資源が回る——暮らしが強くなる方向へ世界を少しずつ押し直すこと。恋だって、所有ではなく対等に。辺境で根を張る薬師と、隣に立つ男。風の通る温室で交わす合図は、指輪よりも共同の鍵。読後、胸に一本の風が通る“静かで痛快な”異世界恋愛×成り上がり×制度改革ファンタジー、開幕!
あらすじ
婚約破棄の夜、“毒婦”と断じられた令嬢アメリアは、母の遺したボロ温室を抱えて辺境へ。雨と泥から薬草を起こし、公開実験と署名で真実を可視化。聖女の涙は香りの罠、聖水は利権の水——燃やされた温室の灰から活性炭を生み、寡黙な鉱夫ハルトと共に王都の闇へ反撃。派手な断罪ではなく、暮らしを強くする“静かなざまあ”で世界を塗り替える。

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