BL
io/著

- 作品番号
- 1778931
- 最終更新
- 2026/04/01
- 総文字数
- 21,503
- ページ数
- 8ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 0
「なんで滑り台の計算に円周率が出てくるんだよって思ってる…世界は円に支配されてるってこと?」
綺麗に書くことに拘っていたモモのノート。
「最短距離なのに、直線のほうが遅くなるのちょっと嫌」
「最初にググッと急降下して速度の貯金を作るサイクロイドの方が、直線よりコンマ4秒以上早く着くんだよ…。ほら、計算してみ?高さはa=5だから、10な」
「理屈だけでいいのに…ハチさん計算したいだけだね?」
ハチが自分の関数電卓をモモの前に差し出す。
「ルート…2、掛け10。あれ、エラー出た」
「なんで?」
「あ、括弧閉じれてなかったかも」
「サイクロイドなら2.24秒、次直線」
「…モモ。式の2が、ルートの外に出てるぞ」
「あ、ホントだ。…2が外出てたらどうなる?」
モモは書き込まれる赤を嬉しそうに見つめる。
「その計算だと、ゴール地点で物理法則無視した超加速することになるな」
「楽しそうだねハチさん」
「楽しい。あ、モードも『Deg』じゃなくて『Rad』の確認した?」
「流石にしてるって…」
修正の跡が、まるで二人のやり取りの足跡みたいに増えていく。
「ほら、出た。直線なら2.86秒。」
「…コンマ4秒、どれくらい速いかな?」
「因みに摩擦0の時だから実測値とは違うけどな」
「その実用性ない計算!落書きしよ」
「オレのバイクじゃん」
スマホ片手にサラサラとモモの手が、ハチのバイクを創造していく。
「はいできた、ハチさんデート行こ?」
「Momo's Positionの圧…休日にな」
「俺もハチさん後ろに乗せたい…タンデムベルト買って縛り付けたい…」
「バイクニケツは取得日から1年経過してからだからな、来年以降」
「じゃあ暫くはここじゃん…」
モモの手が思い出の数字を書いていく。
「ツーリングは?」
「バイク買うほどの資金ないよ…ていうか2人で乗るから意味あるの。愛の重力加速度?」
「摩擦係数ゼロの『理想化』された世界でしか通用しない計算だよ、そんなの」
「たぶん想いだけなら摩擦ゼロで伝わるよね?」
Momo Hachiと並ぶ2人の名。
ハチはすこし意地悪く笑って、赤でその間に…
「ハチさん」
ハートマークを描いた瞬間、モモが顎を掴んでその唇を奪う。
「…教室!」
「誰もいないし…これも動揺の軌跡だね、Kissって書いておこ」
「…これ測量の提出ノートじゃね?」
「やっば!」
綺麗に書くことに拘っていたモモのノート。
「最短距離なのに、直線のほうが遅くなるのちょっと嫌」
「最初にググッと急降下して速度の貯金を作るサイクロイドの方が、直線よりコンマ4秒以上早く着くんだよ…。ほら、計算してみ?高さはa=5だから、10な」
「理屈だけでいいのに…ハチさん計算したいだけだね?」
ハチが自分の関数電卓をモモの前に差し出す。
「ルート…2、掛け10。あれ、エラー出た」
「なんで?」
「あ、括弧閉じれてなかったかも」
「サイクロイドなら2.24秒、次直線」
「…モモ。式の2が、ルートの外に出てるぞ」
「あ、ホントだ。…2が外出てたらどうなる?」
モモは書き込まれる赤を嬉しそうに見つめる。
「その計算だと、ゴール地点で物理法則無視した超加速することになるな」
「楽しそうだねハチさん」
「楽しい。あ、モードも『Deg』じゃなくて『Rad』の確認した?」
「流石にしてるって…」
修正の跡が、まるで二人のやり取りの足跡みたいに増えていく。
「ほら、出た。直線なら2.86秒。」
「…コンマ4秒、どれくらい速いかな?」
「因みに摩擦0の時だから実測値とは違うけどな」
「その実用性ない計算!落書きしよ」
「オレのバイクじゃん」
スマホ片手にサラサラとモモの手が、ハチのバイクを創造していく。
「はいできた、ハチさんデート行こ?」
「Momo's Positionの圧…休日にな」
「俺もハチさん後ろに乗せたい…タンデムベルト買って縛り付けたい…」
「バイクニケツは取得日から1年経過してからだからな、来年以降」
「じゃあ暫くはここじゃん…」
モモの手が思い出の数字を書いていく。
「ツーリングは?」
「バイク買うほどの資金ないよ…ていうか2人で乗るから意味あるの。愛の重力加速度?」
「摩擦係数ゼロの『理想化』された世界でしか通用しない計算だよ、そんなの」
「たぶん想いだけなら摩擦ゼロで伝わるよね?」
Momo Hachiと並ぶ2人の名。
ハチはすこし意地悪く笑って、赤でその間に…
「ハチさん」
ハートマークを描いた瞬間、モモが顎を掴んでその唇を奪う。
「…教室!」
「誰もいないし…これも動揺の軌跡だね、Kissって書いておこ」
「…これ測量の提出ノートじゃね?」
「やっば!」
- あらすじ
- 「運命なんかより煩悩に従って欲しい」
高専3年の新学期。ボッチを貫く一ノ瀬百(モモ)の隣には、留年と休学を経て復学した小暮八朔(ハチ)が座っていた。
異端児な二人は自然と惹かれ合い、GWのみかん農家バイトを通じて互いを必要とし始める。元カレの影を追い、深く抉れるところまで知っていく二人。
「モモ(100)とハチ(8)を足したら煩悩になるね」
過去なんて放っておいて、俺と一緒に素数を数えよう?
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