
作品番号 1671715
最終更新 2022/07/17
見惚れてしまうほど綺麗な彼と会うのは、
いつも決まって24時を回った頃。
柔らかく甘えてきたり、
眠ってしまってなかなか起きなかったり、
つんと拗ねて不機嫌だったり、
彼は毎回違う表情を私に見せてくれる。
でも私は、どれだけ会っても本当の彼を知らない。
だからこの関係に名前が付けられない。
あなたにとっての私は何?
これは謎に包まれた綺麗な彼と、
困ってる人を放っておけない私の
互いの距離を少しずつ縮めていくお話。
あめの日
- あらすじ
- ハルキは19歳の大学生。居酒屋でアルバイトをしている。困っている人を放って置けない性格で、店の前で雨宿りをしていた男性に自分の傘を貸すと、その時の彼に後日、帰り道の階段で出会う事に。彼とのやり取りが増える程に彼の事を知っていくが、プライベートな部分へは踏み込ませて貰えない関係において、彼にとっての自分とはと、関係性に思い悩むようになるーー