
作品番号 1703634
最終更新 2023/09/29
四月一日、一年後に死ぬのだと君は言った。
誰よりも明るく、誰よりも真っ直ぐな君は、生き続けることは罰だと言った。
私は必ず、君の運命を変えてみせる――。
誰よりも明るく、誰よりも真っ直ぐな君は、生き続けることは罰だと言った。
私は必ず、君の運命を変えてみせる――。
- あらすじ
- 「僕、来年死ぬんだ」
同じ高校に入学した少年、結城佑は言った。
「私、時間を戻せるんだ」
南浜高校の二年生である茜瑞希はそう返した。
誰とでもすぐに仲良くなり、人懐こい佑は特に瑞希を好いていた。彼に辟易しながらも、瑞希は同じサークルで活動し、時には共に心霊スポットを巡り、神様のいる川を並んで眺めた。
佑の運命と瑞希の能力。その二つの深い関わりを、二人はまだ知らない。