- 作品番号
- 1686785
- 最終更新
- 2023/02/22
- 総文字数
- 142,591
- ページ数
- 68ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 89
- ランクイン履歴
-
総合38位(2023/02/23)
青春・恋愛8位(2023/02/20)
- あらすじ
- 大学一年生のわたしは、サークルで出会った三年生の
小笠原先輩が余命半年であることを知る。
"ふつう"なわたしは、ちゃらんぽらんで、てきとーで、
色々とめちゃくちゃな小笠原先輩に憧れていた。
そんな小笠原先輩は自分の"死"を前にしても
マイペースでへらへらしているように見えたけれど、
一緒にいるうちに本当の想いが見えてきて――
この作品の感想ノート
わたしはまだ人の死と向き合ったことがないくらい世間知らずですが、命に関わるお話が好きでよく手に取ります。そしてそのお話の登場人物から少しずつ生き方を教えて貰っています。ですが、まだそれを上手く受け取れている気がしません。
わたしは本を読むのがとても好きですが、作者さんが伝えたいことを見つけられないことが多いです。また友達から、変な価値観を持っているともよく言われます。あまり自覚はありませんが、1人だけ違うことを読み取っていたりするのであながち間違いではないのかもしれません。まあ、わたしはわたしなりにメッセージを読みとって大事にしまっておこうと思います。
「余命半年の小笠原先輩は、いつも笑顔なんです」のお話しでわたしの心に1番残った言葉は、安木先輩の言葉でした。安木先輩が小笠原先輩のことを「人を振り回すのが好きなやつ」と言ったのに対して長久保さんが「そんな子と一緒にいて、イヤになることはなかったのかな?」と質問しました。すると安木先輩は「ありましたよ。でもそれ以上に、楽しかった」と答えていました。この言葉がわたしの心にストンと落ちて涙がでてました。わたしの周りにも人を振り回すのが得意な不思議ちゃんがいるのですが、なぜか嫌いになれないんです。ですがこの言葉をみて、確かにずっと楽しかったなーと思いました。浅原ナオトさんが伝えたかったことは他にたくさんあったと思いますが、わたしの心にはこの言葉が1番深いところまで届きました。
このお話を読んでみて良かったです。人の顔を思い浮かべるときに笑顔を思い出せるのは素敵だなと思いました。本屋さんで見つけたら買って、本棚に並べておきたいと思います。ありがとうございました。
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