隣の部屋の藤沢くんは、たぶん俺のことが好き

BL

teo/著
隣の部屋の藤沢くんは、たぶん俺のことが好き
作品番号
1769892
最終更新
2025/12/21
総文字数
12,804
ページ数
3ページ
ステータス
未完結
いいね数
1
大学三年の鶴見清春(つるみきよはる)は、軽音サークルに所属し、バンド仲間との定期イベントやライブを楽しみながら、大学生活をそれなりに満喫していた。
そんな鶴見の隣の部屋に住んでいるのが、高校時代の同級生・藤沢颯真(ふじさわそうま)だ。
高校時代、特別に親しかったわけではない。
それでも鶴見は、当時から藤沢の視線が自分に向いていることに、なんとなく気づいていた。

偶然、同じ大学?
偶然、隣の部屋?

そして藤沢は鶴見のライブやサークルのイベントに、なぜか毎回欠かさず顔を出す。
その律儀さから、周囲には「皆勤くん」などと呼ばれていた。

『たぶん、勘違いじゃない。 藤沢は俺のことが好きなんだろう――』

そう思いながらも、鶴見は特別な答えを返すことなく、藤沢の好意を受け流していた。
拒むほどでもないし、悪い気もしない。
ただ、それ以上踏み込む理由がなかった。

そんなある日、偶然――なのか必然なのか。
鶴見のバイト先のカフェに藤沢が現れる。
軽い興味本位で声をかけたことをきっかけに、二人の距離は少しずつ変わっていく――

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