大和の風を感じて3~泡沫の恋衣~【大和3部作シリーズ第3弾 】

あやかし・和風ファンタジー

藍原由麗/著
大和の風を感じて3~泡沫の恋衣~【大和3部作シリーズ第3弾 】
作品番号
1682451
最終更新
2023/04/24
総文字数
160,507
ページ数
134ページ
ステータス
完結
いいね数
2
豪族葛城の韓媛(からひめ)には1人の幼馴染みの青年がいた。

名は大泊瀬皇子(おおはつせのおうじ)と言い、彼は大和の皇子である。

そして大泊瀬皇子が12歳、韓媛が10歳の時だった。

大泊瀬皇子が冗談のようにして、将来自分の妃にしたいと彼女に言ってくる。
しかしまだ恋に疎かった彼女は、その話しをあっさり断ってしまう。

そしてそれ以降、どういう訳か2人が会う事は無くなってしまった。


一方大和では、瑞歯別大王(みずはわけのおおきみ)が即位6年目にして急に崩御してしまい、
弟の雄朝津間皇子(おあさづまのおうじ)が次の新たな大王として即位する事となった。

雄朝津間皇子が新たな大王となってから、さらに21年の年月が流れていった。

その頃大和では、雄朝津間大王の第1皇子である木梨軽皇子(きなしのかるのおうじ)と同母の妹の軽大娘皇女(かるのおおいらつめ)の道ならぬ恋が、大問題となっていた。

そんな問題が起こっている中、大泊瀬皇子が 4年ぶりに韓媛のいる葛城の元に訪ねて来ていた。

また韓媛は、父である葛城円(かつらぎのつぶら)から娘が14歳になった事もあり、護身用も兼ねて1本の短剣を渡された。

父親からこの剣は【災いごとを断ち切る剣】という言い伝えがある事を聞かされる。

そしてこの剣を譲り受けて以降から、大和内では様々な問題や災難が起こり始める。

韓媛はこの【災いごとを断ち切る剣】を手にして、その様々な災いごとに立ち向かっていく事となった。


~それは儚くも美しい、泡沫の恋をまとって~


前作『大和の風を感じて2~花の舞姫~』から27年後を舞台にした、日本古代ファンタジーの、大和3部作シリーズ第3弾。

※大泊瀬皇子は「宋書」と「梁書」にある倭の五王のうち武を想定して書いています。【雄略天皇(ワカタケル大王)】

《この小説では、テーマにそった物があります。》

★運命に導く勾玉の首飾り★
大和の風を感じて~運命に導かれた少女~
【大和3部作シリーズ第1弾】

★見えないものを映す鏡★
大和の風を感じて2〜花の舞姫〜
【大和3部作シリーズ第2弾】

★災いごとを断ち切る剣★
大和の風を感じて3〜泡沫の恋衣〜
【大和3部作シリーズ第3弾】


※小説を書く上で、歴史とは少し異なる箇所が出てくると思います。何とぞご理解下さい。
あらすじ
豪族葛城の娘の韓媛には1人の幼馴染みの青年がいた。彼の名は大泊瀬皇子と言い、大和の皇子である。

一方大和では、第1皇子の木梨軽皇子が、同母の妹の軽大娘皇女と道ならぬ恋に落ちてしまい、これが大和内で大問題となっていた。


また韓媛は、父である葛城円から娘が14歳になった事もあり、護身用も兼ねて1本の短剣を渡された。

父親からこの剣は【災いごとを断ち切る剣】という言い伝えがある事を聞かされる。

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