DISTOPIA EMPEROR―絶対王者は破滅を命ず―

作品番号 1593495
最終更新 2020/03/11

DISTOPIA EMPEROR―絶対王者は破滅を命ず―
ファンタジー

66ページ

総文字数/ 132,801

運命というものがあるのなら、それは、多数の枝を持つ大樹のような姿をしているに違いない。
何かの本で、そんなふうに読んだ。

一つの枝があった。
額に朱い胞珠を頂く理仁《りひと》は、異国の地で最愛の姉を喪い、荒廃した日本に帰国した。

みんな死んでいく。
作り物みたいにキレイな生首。動く死体に群がられて爆散する少女。全身の関節がぐちゃぐちゃになった亡骸。
終わっちまえよ。滅んじまえよ。

そしてまた、一つの枝があった。
朱雀のチカラを宿す朱い宝珠、朱獣珠の預かり手である理仁は、異国の地で事態の急変を察知し、心強い味方である姉とともに帰国した。

相応の代償を差し出すならば、どんな願いでも叶える宝珠、四獣珠。
そのチカラを巡る因縁の戦いに、理仁が決着をつけるときが来る。

因果の天秤に、均衡を――。
おれはただ、誰も憎まずに済むような平々凡々の人生を送ってみたかったんだろうね。
今さらそんなの、できやしねーけど。


***

「運命の一枝」シリーズ:
同じ登場人物による別々の物語。パラレルワールド。
運命は多数に枝分かれするものだから、ほんの些細なきっかけで、彼らは別々の道をたどり得るのだ。
あらすじ
命じた相手を操ることができる、そんな異能を生まれつき持っていた理仁《リヒト》。異能は、チカラを秘めた朱い石を預かることの代償だった。
理仁には敵がいる。恐れ、憎み、縁を切りたくて仕方がないのに、どうしても付きまとう相手――父親。
姉のリアは理仁を守り、戦ってくれる。だが、いずれ正面から父と対峙しなければならないのは、石の預かり手である理仁自身だ。四つの奇跡の石は呼び合い、理仁のもとに仲間が集う。

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