
作品番号 1694059
最終更新 2023/11/20
全てを諦め 搾取される事を
存在意義に生きていた女は
放置という名の歪んだ自由と
思慮を得て 自身を知った。
全てを拒絶し 忌み嫌われる務を
虚しく感じていた厄神は
少しずつ息を吹き返す花に
安らぎを得て 情を知った。
“再生と破壊”
両極の能持つ異種の二人が
歪に出逢い、恋におちた先は……
※本作に登場する厄病神は、疫病のみをもたらす疫病神とは異なります。彼はあらゆる災厄、不運(天変地異は別件)全てを助長させる神です。
※フィクションです。実在の人物、土地、出来事とは関係ありません。
※PG12程度の性表現、残酷表現があります。
(該当タイトルに★)
※身分や職業に対して侮蔑的な表現があります。古に実在した名称ですが称賛を意図しておりません。
※更新後、加筆修正することがあります。
ストーリーが変わる場合はお知らせします。
※表紙画にSNAO様のフリー素材をお借りしております(2023.9.18変更)
- あらすじ
- 現世の何処かの別世。異能ある人族の女は『尊巫女』と呼ばれ、神族との混血である界の長の元にゆく因習があった。認められれば子孫繁栄の為の伴侶となり、否な場合は贄として一族に喰われる。
治癒を与える花を召喚し萌芽促進もする稀力を持つ、アマリという尊巫女がいた。持て囃され畏れられてもいた彼女は、災厄の元凶、厄病神への贄にされる。弱体化させるのが目的だったが、察した彼はアマリを避け、離れに住まわせ軟禁する。