君のいない夏を、君と歩く

青春・恋愛

君のいない夏を、君と歩く
作品番号
1762174
最終更新
2025/10/06
総文字数
74,343
ページ数
17ページ
ステータス
未完結
いいね数
159
12:00/19:00/23:30 更新

季節は巡る。けれど、大切な人はもういない――。
「春夏秋冬シリーズ」は、それぞれの季節に訪れる喪失と再生の物語を描く連作青春ストーリーです。
春には出会いと別れ、夏には涙の恋、秋には失った絆を探し、冬には未来を選ぶ――。
たとえ泣きながらでも、人はまた歩き出せる。
その証を季節ごとに描いていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
去年の夏、最愛の幼なじみ・陸を突然の事故で失った結衣。
胸に残ったのは取り戻せない思い出と、「来年も一緒に花火を見よう」という約束だけだった。
叶わぬ約束を抱えたまま、結衣の時間は止まり、友達の前で笑っても、心の奥には涙しかなかった。

そんな彼女の前に現れたのは――陸の弟、空。
横顔も声も仕草も驚くほど陸に似ているのに、違う。
似ているから苦しくて、違うからこそ心が揺れてしまう。
そして空の手にも、同じ日記帳が握られていた。
そこには、結衣が知らなかった陸の最後の一文が残されていたのだ。

「結衣を頼む」

その言葉に導かれるように、結衣と空は互いの存在に惹かれ、支え合いながら歩き出す。
けれど――陸を愛していた日々は消せない。
友情は壊れ、周囲の視線は冷たく、罪悪感は胸を締めつける。
それでも、空と共にいると「生きたい」と思える。

涙で始まる夏。
許されない恋と、失われた約束。
泣きながらでも未来を選ぶ少女の、切なくも温かな再生の物語。
あらすじ
去年の夏、最愛の幼なじみ・陸を失った結衣。
残された日記帳に記された「来年も花火を見よう」という約束。
果たせぬ約束を抱えた結衣の前に現れたのは――陸にそっくりな弟・空。
似ているのに、違う。思い出すたび胸を裂くのに、彼の隣でだけ息ができる。
友情、恋、喪失、そして再生。
涙で始まる夏の物語。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

すべての感想数:9

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop