プロフィール

加納 夢雨
【会員番号】72348
かのう・むう と読みます。

誰かの心の小さな引っかかりと
共鳴できるなにかであればいいなあと
ずうずうしいことを思いながら
好きなお話を書いています。


✍︎ いま書いているもの

✩パーフェクト・インパーフェクト/野いちご・ベリカ
✩3秒後の純情/ノベマ
✩(グッバイ・メロディー/改訂中)

作品リスト

3秒後の純情

総文字数/7,782

ヒューマンドラマ10ページ

本棚に入れる
勝手にチャンネル替えんなよ。

総文字数/128,365

恋愛・青春201ページ

本棚に入れる
きみの夏へかける

総文字数/160,756

恋愛・青春188ページ

本棚に入れる

レビューリスト

きみと、きみのいる明日
続きを見る

唐沢隼人が消えた。そして、3人の物語がまわり始めた。 冴えない“僕”と、いつだってクラスの中心にいる橘。ちぐはぐに見えるふたりが夏のなかへ飛び出した瞬間、その長い一日は幕を開ける。 肌に真夏の温度を感じ、目には田舎の景色が浮かぶ。自転車のホイールがまわる音が聴こえる。ふたりの共有した時間が、ページを進むごとにたしかな熱を持っていく。 消えてしまった彼と、残されたふたり。 ハヤトは誰なのか?ヒカルは誰なのか?そして橘はなにを知っているのか。 彼の消えた意味が明らかになったとき、運命の残酷さと、世界の優しさを思い知る。 「いらない明日を捨てに行く」 それは、絶望ではなく、たしかに希望の言葉だった。 絶望を捨て、希望をつかまえたふたりとひとりの生きていく明日は、違っているようできっと似ている。見たこともないような新しい色をしている。 圧巻の物語です。ぜひ、夏のあいだに読んでほしい。

2017/08/07 11:26
ミステリー 119ページ ・総文字数92,951
それは、どこまでも純粋な
続きを見る

レイラは自分のことを『最低だ』と言うけれど、それは誰よりも純粋な証なんだと思う。 19歳のときに出会って、すべてを捧げてきた。自分の人生が犠牲になってもかまわなかった。それほどまでに愛せる誰かに、人はなかなか出会えないものだと思う。 レイラ、ルイ、そしてリヒト。それぞれがそれぞれの純粋を抱えていて、ただ求めて、でも、手に入らなくて。そうか、純粋って痛いんだって、思い知らされました。 ルイのあたたかな優しさも、リヒトの見えづらい優しさも、わたしは愛しい。そんなふたりのあいだで揺れるレイラの愚かささえ、愛しい。 ずるい大人をこんなにも透明に描いた作品を、わたしはほかに知りません。誰かを強烈に愛してみたくなる、そんな作品です。

2017/06/01 13:20
恋愛・青春 250ページ ・総文字数131,266
教科書には載らない
続きを見る

つらくて、何度ページをめくるのをやめようかと思っただろう。それでも止まらず、何度も涙で文字が滲み、画面にしずくが落ちました。 百合と同じように、私も戦争のことは社会科や歴史の授業で学びました。でも、それがいかに機械的で表面的なことであったかを、痛烈に思い知りました。 人間が、生きていた。想いをもって、生きていた。彰という名前があった。泣いたり笑ったりしていた。そこにはたしかに、教科書には決して載らない温度があったんです。 70年前。そう遠くもないなあと思います。私と同い年、あるいはそれよりうんと若い命が、誇りを胸に散っていく。なんて愚かな、悲しいことなんだろう。 できればこの国に生まれた人全員に読んでほしい。そして彼らの温度を感じてほしい。きっと読後は、新しい世界が広がっています。

2016/06/19 21:50
恋愛・青春 220ページ ・総文字数107,805
ただひとつの輝き
続きを見る

絶対的な自信があるものを失くしたとき、どれほどの絶望を味わうのだろうかと考えても、それってきっと想像すらできない痛みで。 そんな闇のなかを歩いてきた昴の前に、突然舞い降りた真夏という星。 誰かの光になる。それってとっても難しいことだけれど、最高の口説き文句だなって思いました。 真夏の光だった昴。そして今度は、真夏のほうが、昴の星。 繊細で、流れるような文章のなかで、まるでふたりは流れ星のようで。 すれ違って、遠慮して、そうやって少しずつ近づいていく昴と真夏が、切なくも微笑ましかった。 これからふたりは、同じ銀河を歩いていくんだなあ。お互いがお互いの光を頼りにしながら。そしてきっと、お互いを照らしあいながら。 きっと誰もが、誰かの輝きでいられる。 ぜひ夜空を眺めながら読んでいただきたい、素敵な作品です。

2014/10/12 14:31
その他 175ページ ・総文字数101,600
100年と、それから1日
続きを見る

笑うことができる居場所と、泣くことができる居場所。それが同じだという人間もいるかもしれない。だけどなかには、違う人間もいるかもしれない。 雅人くんの前で無理して笑う美輝ちゃんは、とても滑稽で、だからこそとても愛しかったです。 そしてそれは、町田さんも同じ。 いがみあって、嫌いあって、ひとりの男を取りあって。よくある話かもしれないけど、そうじゃないなあって。 彼に、笑ってほしい。だけど自分の前で泣いてほしい。ふたりは違うようでとても似ていて、ふたりともが愛しくてたまらなかった。 美輝と目を覚ました町田さんの100年。雅人と美輝の100年。雅人と町田さんの100年。 そして、やっと泣ける場所を見つけられた美輝と、それを不器用に、けれど優しく見守っていくであろう賢、ふたりの100年。 読み終えたあと、彼らの100年が、とても楽しみになりました。

2014/09/25 21:13
恋愛・青春 115ページ ・総文字数103,787
pagetop