プロフィール

汐見 夏衛
【会員番号】565522
・あの花シリーズ
①あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら
②あの星が降る丘で、君とまた出会いたい
・夜きみシリーズ
①夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
②だから私は、明日のきみを描く
③まだ見ぬ春も、君の隣で笑っていたい
・鳥浦シリーズ
①海に願いを風に祈りをそして君に誓いを
②明日の世界が君に優しくありますように
・その他
君はきっとまだ知らない
雨上がり、君が映す空はきっと美しい

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レビュー一覧

「君」とは誰のことか。
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君のために。という、シンプルながらも目を惹かれるタイトル。 このタイトルの「君」とは、一体誰のことなのか? 考えながら読んでみると楽しいのではないかと思います。 きっと予想を裏切られるのではないでしょうか。 主人公の奈々が、ただのクラスメイトである幸野君と、目的もゴールも明かされない不思議な旅をしているシーンから始まります。 二人の絶妙な距離感と軽快な会話を楽しんでいると、少しずつ話の全貌が明かされていって、 次第に、奈々の切ない恋の模様が見えてきます。 大切な幼馴染と同じ人を好きになってしまう。 大切だからこそ言えなくて、でも苦しくて。 そんな思いに共感しながら読み進めると、最後には、思いもよらなかった真実が明らかになります。 先が気になって読む手が止まらない、すばらしい構成の作品でした!

2016/12/08 00:25
青春・恋愛 130ページ ・総文字数79,582
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