- あらすじ
- うだるように暑い夏の日、
母親と喧嘩して家出した翌朝、
目を覚ますと、そこは
1945年、戦争の真っ只中だった。
そこで私が出会ったのは、
特攻隊員の彰。
穏やかで、あたたかくて、
何度も何度も私を助けてくれた、
強くて優しい人。
でも、好きになってはいけない。
好きになっても報われない。
だって、彰はもうすぐ南の空へ
『死にに往く』んだから……
- 読む
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この作品のレビュー

投稿者:ユイタルさん
とてもいい!!
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とてもいい作品です。 涙無しでは読めません。 とても切ないけど、自分の人生を見つめ直すきっかけになれる作品でした。 切なく悲しいけど、最後には幸せな気持ちになれました。
2020/09/02 18:30

投稿者:krm_03さん
涙なしでは読めない😭
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戦争をテーマとした小説を読むのは初めてでしたが、言葉の重みや今の生活の「当たり前」がどれだけ幸せな事か実感しました。どんなに悲惨な世の中だったか想像するだけでも怖かったですが、今の日本があるのは自分の命を犠牲にしてでも戦った方々がいるという事を忘れずに感謝しながら生きたいと思いました。
2020/08/29 15:46
この作品の感想ノート
今年初めてこの本に出会ってから何度も読ませてもらってます( .. )小説の中で私が1番大好きなのがこの素敵な作品です。何度読んでも泣けます。ほんとに涙腺崩壊です(><) 彰の優しさに心が締め付けられるし、なぜ死ぬという選択を選ばなければいけないのかと思う純粋な百合の気持ちがほんとによく分かります。
私は特に最後の百合への手紙の一文である『百合、会いたい』が大好きです。今まで伝えられなかった好きっていう気持ちを初めて伝えた時、彰も気持ちが抑えきれなかったのかなって考えたらすごく切ないです( •̥ ˍ •̥ )胸がぎゅーーーんってなります(?) 戦争についてとっても考えさせられる作品ですし、儚い恋の物語でもあるので現代のみなさんにぜひ読んでいただきたい作品です。ちなみに文庫本をもう友達に貸しまくっちゃってます(≧▽≦)
はなさん
2021/04/03 03:46
今ある当たり前の日常を、その幸せを大切にしていきたいと思いました。切なくて寂しくて、だけど読んだ後には心があたたかくもなりました。百合ちゃんが現代に戻ってきて彰さんの手紙を読むシーンに泣いてしまいました。
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。改めてこのタイトルを見返して感動が止まりません…!
水無月さん
2021/01/14 17:39