真夜中プリズムのレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
投稿者:櫻いいよさん
無数の星が示すもの

とある事情で、夢を諦めた主人公。
世界の広がりを感じたあの瞬間。キラキラ輝いていたあの日々。

失って、くすんだ空の中で必死に踏ん張っていた。

あの時自分は輝いていたのを、知っている。誰かの目に、映っていたことも、知っている。だからこそ、隠れていたかった。輝くその世界では、今の自分は惨めに思えるから。

なにかを見つけることは、とても難しい。けれど、間違いなく主人公はそれを手にしていた。だから、余計に失ったとき、もうなにも得られないんだと、知ってしまっている。

それでも、見つけることはできるんだと、教えてくれる人がいた。手放したものもあるけれど、だから、見つけられたものもある。

彼の示すその先には、無数の星がある。それをみつけることは、いつだって誰だって出来るんだと、読んでいる私にも、教えてくれました。

2015/02/21 18:25
★★★★★
投稿者:秋野桜さん
ネタバレ
宝物のような輝き
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2015/02/19 06:15
★★★★★
投稿者:浪速ゆうさん
自分の事はよく見えない

いつも周りが眩しくて、キラキラしていて、それが何より羨ましくて。だからこそ、それに向かって手を伸ばす。そこにある煌きを掴もうと手を伸ばす。

……けど本当は自分だって輝いてるんだと、そう教えてくれる、そんなお話。

空を見上げれば星は瞬いている。
それは決して一つでは無く、例え見えるものが一つだけだとしても、本当は沢山の輝きがそこにはある。

それは星に限らず、人も同じではないでしょうか。

その輝きは万人には見えなくても、見える人にはちゃんと届いてる。
その輝きは今はまだ見えなくても、いつか何処かで輝き出す。

このお話には、そんなキラキラ輝く星が沢山散りばめられています。
それは時にキュンとしたり、時に心を締め付けたり、時に涙となって溢れ出たり。

是非あなたもあなたの中のキラキラを探しに行って(読んで)みて下さい。

私は凄く大好きなお話でした。

2014/10/13 02:30
★★★★★
投稿者:夢雨さん
ただひとつの輝き

絶対的な自信があるものを失くしたとき、どれほどの絶望を味わうのだろうかと考えても、それってきっと想像すらできない痛みで。
そんな闇のなかを歩いてきた昴の前に、突然舞い降りた真夏という星。

誰かの光になる。それってとっても難しいことだけれど、最高の口説き文句だなって思いました。
真夏の光だった昴。そして今度は、真夏のほうが、昴の星。
繊細で、流れるような文章のなかで、まるでふたりは流れ星のようで。
すれ違って、遠慮して、そうやって少しずつ近づいていく昴と真夏が、切なくも微笑ましかった。

これからふたりは、同じ銀河を歩いていくんだなあ。お互いがお互いの光を頼りにしながら。そしてきっと、お互いを照らしあいながら。

きっと誰もが、誰かの輝きでいられる。
ぜひ夜空を眺めながら読んでいただきたい、素敵な作品です。

2014/10/12 14:31
★★★★★
投稿者:かわせつきひとさん
ネタバレ
久しぶりに青春・友情ジャンルの王道を……
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2014/10/08 20:49
★★★★★
投稿者:黒原紫音さん
On your marks,

本当はずっと前からスタートラインには立っている。
でもそこから一歩を踏み出すのは、誰だって不安で怖くて動けなくなる。

一度は閉ざしてしまった世界。
不本意で切ってしまったゴールテープ。

でも、まだ終わりじゃないから。
世界はこんなにも広いから。
空は広くて、真夜中にだって小さくとも光はあるでしょう。

走ってるだけでは見えなかった星空を見上げて、そこに広がる新しい世界を感じて。愛しい手を取り合って。

On your marks,
さぁ、新たなスタートだ。

世界がどこまでも広がる可能性を秘めている10代の世代に広く読まれますように。
躓いても、何度だってスタートラインに立てることが、広く伝わりますように。



2014/10/04 21:55
★★★★★
投稿者:蒼山 螢さん
真夜中プリズム

かつては自ら光放ち夢を追いかけていたのに、絶望し輝きを失った昴。
自分を隠し、苦しく生きていたけれど、輝く存在を見つけた真夏。
ふたりは出会う。青い空に近い学校の屋上で。

主人公の昴がどこへ向かうのか、ふたりがどうなって行くのか。目が離せず、でも大事に読みたくてページ行ったり来たりして読んでいました。
この作者さまはいつでも、迷うちょっと弱い自分に温かい言葉と気付きをくれる。
まっすぐ、それでいて優しく輝く星のように、私はそう感じます。

この先、また辛かったり落ち込んだり、色々悩むかもしれない。でもそれでも、お互い見失わないで。自分と、きみを。

是非このお話を読んで、あなたにとって輝くなにかに出会えるか、気付けるか、探してみて欲しいと思います。
素敵な作品、ありがとうございました。

2014/10/04 18:18
★★★★★
投稿者:KIMORIさん
きみが銀河のはじまり

ぎゅっとかたく目を瞑って、明るい空や自分の光を見ないようにしていた。無我夢中に駆け抜けていた頃の自分が、にくたらしいくらい、愛おしい。手を伸ばしてももう、二度と掴めない。

そんな、昴の狭くて真っ暗なセカイのなかに

真夏くんはゆっくりと、やさしく穏やかに、大きく広い夜空の星々を、くれて。

だからやっと、昴はそっと目を開くことができた。


まるで流れ星が、ゆっくりと駆けるように、昴のこころの奥が真夏くんの姿によって変わっていく。

その様子がとても真っ直ぐにきらめいていて、その姿になみだが自然とこぼれることも、思わず笑顔になることもありました。

ふたりが手を繋いだら空も歩けそう。ふたりが笑い合ったら痛みの傷もきれいに治りそう。そんなふたりの間に生まれた、星のように光り輝くものが愛おしくなる、あたたかい物語です。

2014/10/02 08:35
★★★★★
投稿者:かなさん
銀河と流れ星を見る

ずっと夢中だった。これからもずっと走り続けていく。そんな希望に満ち溢れていた世界にいた主人公に、突然訪れた絶望。世界は、もう広がらない。そんな彼女は、あるキッカケで向かった屋上で、綺麗な顔の男の子と出会いーー

心が洗われて、不要なものが流されたあとに、素晴らしいものを容れてくれるお話。陸上の回想シーンでは、フッとレーンに引き込まれたように鳥肌が立つ。二人で星空を見上げる描写に、奥底が滲む。

最終章では、二人の心の綺麗さとひたむきさに、思わず涙が溢れました。最後の、二人で走るシーンが、読者である私に教えてくれます。

失って、それはもう戻らなくて、それでも世界は終わりじゃない。ちゃんと広がっていく。光が、ある。

昴と、真夏が教えてくれます。
そしてまた、私たちも、誰かの光になれることを。

綺麗な涙を流して、前を向ける。素晴らしいお話を、ありがとうございました。

2014/09/24 22:13
★★★★★
投稿者:さーやん☆さん
感動する

最初、タイトルを見て星に関係あるはなしかな?とおもって読みはじめました。
実際そうなのですが、星が好き!って人じゃなくても、感動する内容です。
昴と真夏、二人を包み込むような星空。
とてもいい話なので、読んでください!

2014/09/24 15:39
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