プロフィール
◆こちらに掲載しているものはすべて修正前の内容です。
書籍版はこちらから大幅な加筆・修正をしております。
【書籍情報】
◇きみに届け。はじまりの歌
◇真夜中プリズム
◇神様の願いごと
◇春となりを待つきみへ
◇一瞬の永遠を、きみと
◇僕は何度でも、きみに初めての恋をする。
作品リスト
レビューリスト
学生時代の世界ってとても狭いです。
ぎゅうっと詰め込まれたその場所で一括りにまとめられて、自分と違うものは排除して、でも本当は自分と同じ人なんてどこにもいない。
そんな世界で必死に戦う、小さな戦士たちの秘色色に輝いた青春。
人はとても弱いけど、戦い方はいくらでもある。
それは青春時代だけじゃなくいつまでだって付き纏うもので、だからこそ彼らの小さなクーデターは、負けるなと、わたしの背中を押してくれるようにも思えました。
彼らのどこかに自分がいます。
だからこそこんなにも彼らの言葉が突き刺さる。
大きな叫びが聞こえたならきっと自分の声もどこかに響くはず。
そう思える、彼らの見上げた空と同じに輝いた眩しく素晴らしい作品でした。
年代も性格も関係なく、ぜひ、青春謳歌してみて\(^o^)/
ひとりぼっちの5人が過ごした5日間
何の変哲もない、特別なことなんて何もない
でも5人にとって、奇跡みたいな5日間
彼らよりもいくらか長く生きているわたしもまだまだ見ている世界は随分せまい。
とても小さい空の下、それを見上げてみたり歩いてみたり、たまにうずくまったり。
空はそれを見下ろしながら、カンカン晴れたり雨降ったり時々雷落としてびびらせる。
みんなその空とおんなじように、毎日をめくるめくる生きていく。
時には泣きべそかくけれど、それでもいいんだなと思いました。
だって空がくるくる色を変えるみたいに、毎日もくるくる変わっていって。
空が無限に続くみたいに、世界もいつかは少しずつ広がっていく。
そうして誰かの空とぶつかって、また、世界はぐんと広がる。
そういうもんであるらしいから。
宝物がまた増えました。
最後にはおもいっきり笑っていたいときにぜひ。
後悔しないで生きるなんて無理な話。
ああしとけばよかった、やめとけばよかった。
何度も思って、何度も足を止めて、後ろを振り返って。
今笑えないのは、全部あの時のせいだって決めつけながら。
忘れた振りだけして、前を向いてるつもりでいて。
だけど、あの時も今もこれからも。
その道を辿るのは、ぜんぶ自分の体だから。
悩んで苦しんで逃げて後悔して、それが今にも続いていたって。
すべて自分の選んだ道で、その先に、今の自分がいる。
「後悔」も、大切な自分の想いのひとつ。
ならそれも抱え込んで、反省して、これから少しずつ変えればいい。
過去を変えることはできなくても、未来ならきっと変えられる。
そしてそれに気付けば、きっと「今」も、変わるはず。
今の自分を見つめ直すきっかけをくれる物語。
最後の最後まで、大切に読んでほしい。
ぜひご一読を。
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