- 作品番号
- 1737291
- 最終更新
- 2024/11/04
- 総文字数
- 62,005
- ページ数
- 14ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 36
- ランクイン履歴
-
総合76位(2024/11/10)
青春・恋愛40位(2024/11/10)
◯17歳の2人の、苦くて眩しい一度きりの青春。
- あらすじ
- ーーそうして出逢った。黒い瞳に稲妻を宿した、俺の運命。
高校2年生の夏休み明け、突然学校に行けなくなった時田芯(ときだしん)。
山奥の祖父宅で日々を過ごすことになった芯は、大きな洋館でピアノを弾く少年・榛奏太(はしばみそうた)と出会い、レッスンをしてもらうことになって……?
「僕だって本当は、秋の短さが寂しかった。もうずっと、君のいない季節が来るのが怖かったんだ」
この作品の感想ノート
作品拝読しました!
オリジナルのBL作品を読むのはたぶん初めてだったのですが、物語に引き込まれて気づいたらラストまで読み終えていました……。
以前サークルの読み合いで、那奈世さんの作品の冒頭を読ませていただいたときにも思ったのですが、本当に言葉選びが綺麗で、文章の端々に優しさが灯っているような気がします。芯の見ている景色の描写も音の表現も、目の前に実際に広がっている気がして想像力をかきたてられました。
個人的に、「でもあんまり、芯を励ますのはやめようかな」のくだりがすっごく好きでした。きゅんとする……。これが青春BL……語彙力なくて申し訳ないのですが、正直めちゃめちゃよかったです。
あと発表会のところも本当に素敵でした。これまでの積み重ねも、葛藤も、悩みも、全部ピアノと奏太がメロディーに変換して昇華してくれたのかな。奏太や芯の変わっていく演奏の表現も含め、最後まですごくすごく素敵な作品でした!!
那奈世さんの文章に惹かれて読み始めた作品ですが、この作品に出会えてよかったです。
素敵な作品をありがとうございました!
鈴谷なつさん
2024/11/04 00:14
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