
- 作品番号
- 1079034
- 最終更新
- 2022/01/11
- 総文字数
- 106,846
- ページ数
- 315ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 39
- ランクイン履歴
-
総合14位(2019/10/25)
青春・恋愛21位(2022/01/30)
恋愛40位(2025/10/27)
鏡に映るその人は、一体誰なの?
【フェイスブラインド】
私にはあなたが誰だか、わからない。
「あなたのことが好きなの。
それなのに、明日、忘れちゃうの」
私が背負った運命は、どこへ向かうのだろうか。
2014.07.21~09.05
この作品のレビュー
最後が、素敵にまとまって良かった。🍀
今、医療従事者の方々に感謝の日々です。
たくさんの人に読んで欲しい作品でした。
ありがとうございました😊
ファンです。これからも頑張って書いて下さい。
切ない恋のお話で素敵なお話は沢山あります。このお話もそのうちの一つですが、それと同時に問いかけのある人間ドラマだなと感じました。
その一端を担うのはお話の鍵である“相貌失認”という障害。人は自分と違うことは普通ではないと、排除したくなる時があります。綺麗事だけで人は生きてはいないのです。けれど同時に、人は受け入れる心も優しさも持ち合わせているのだと思います。
普通って何?このお話が描いているのは多分その部分。
莉子は始め自分に起きたことを受け入れられずにいたけれど、いくつもの勇気をもって普通ではないことを受け入れた。その一つずつの勇気は自分だけじゃない沢山の人から受け取ったもの。それに気づけたからこそ乗り越えられたのだと思う。人から差し出される優しさは時に気付かないことも分かっていても受け入れられないこともあります。それでも、自分を大切にできるなら、大切な人はきっと側に居てくれるはずです。
この作品の感想ノート
目に見えない障がいの理解は難しいです。それを題材にしていただきありがとうございます。バリアフリーを考えるとき、いつも迷います。
私は電動車いすで家族をはじめ、たくさんのかたに支えられて過ごしています。
「あきらめる勇気」はまさにそうです、
今後の作品を楽しみにしています。
莉子ちゃんには響君という理解者がそばにいるからきっと2人で夢を叶えられると思います。
理解してくれる人ばかりいるわけじゃないから離れてしまった哲也先輩の気持ちもわかります。高校生の彼には大きすぎる負担ですよね。
でもそれ以上に素敵な人達が周りにいてくれる莉子ちゃんは幸せだと思います
一気に読みました!娘三人と川の字で寝ながら読みふけりました。
些細な日常を大切に、自分の居場所を大切に生活しなきゃと思いました。そして、頑張った先にある、あきらめという言葉に、心を打たれました。
素敵なお話ありがとうございました。
佐倉さんの、糖度高めなオフィスラブをよく拝読してましたので、新鮮でした。
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