暁に吠える ―登山リュックに俺を入れてよ―

BL

暁に吠える ―登山リュックに俺を入れてよ―
作品番号
1750347
最終更新
2025/11/30
総文字数
92,167
ページ数
13ページ
ステータス
完結
いいね数
25
 小柄でダンス好きな瀧朔太郎は、帰宅部でコミュニティワークバイトに力を注ぐ高校2年生。
 仲の良い幼馴染もクラスメイトもいるけれど、恋人はいない。それでもいいと思っていた。
 あの日までは。

 自分より態度も体も大きい、無愛想な佐倉玲伊という後輩の意外な一面を見てしまったことで、朔太郎はしだいに今まで感じたことのない心の揺れに翻弄されていく。

 ワンダーフォーゲル部の夏合宿の準備をしている佐倉の横で朔太郎が好き勝手に喋っていたら、「あんたこの登山リュックに入りそう」と佐倉が呟きながら切れ長の目でそっと見下ろしてきたことがある。
 その冗談を冗談じゃなかったことにしてください、と心の中で祈ったっけ。
 俺小さくて良かったって人生初感動したっけ。
 “ひとたび出会えば取り替えのきかない存在”について、片想いのこじらせかたについて、悩んでる自分がマジこわい…。

   厳つい名前とはイメージ真逆の可愛い系小柄男子の瀧朔太郎。
   ダンスと愛と電話相談バイトに邁進中。
あらすじ
受/
ダンス命の猫純愛小柄男子(先輩)
(性格は攻めっぽい)
攻/
最強ツンデレ隠れ猫派男子(後輩)

あの朝、もし靴紐がほどけなかったら。
朔太郎は想う。
あいつのことを知らないまま大人になってた。
あの時に見た甘くて慈愛に充ちた笑顔。
傷付いたり困難が立ちはだかった時に効く薬。
そして、俺の病を重症化させる毒。
 もう毒だっていい。
 それがいい。
   
 両片想い炸裂の波間のアオハルと恋。

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