夜の忘れ物

ヒューマンドラマ

葉名月 乃夜/著
夜の忘れ物
作品番号
1711775
最終更新
2024/10/26
総文字数
5,695
ページ数
3ページ
ステータス
完結
いいね数
5
ランクイン履歴

ヒューマンドラマ10位(2023/12/06)

ランクイン履歴

ヒューマンドラマ10位(2023/12/06)


 姉はいつも、夜になると出掛ける。


 彼女は言った。


 ーー夜に、忘れ物をしてきたから。

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この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:碓氷澪夜さん
ネタバレ
予想不可能な結末
レビューを見る

2024/02/06 15:30

この作品の感想ノート

失礼致します!✨
僭越ながらレビューさせて頂きます!

ホラーチックながらも、タイトルの本当の意味を徐々に回収していく様は、読んでいてとても高揚しました!

海月の忘れ物。それは自分自身の肉体。そして自分の死。

姉の忘れ物。それは、あの日から前に進むための、ある種弱く、ある種強い気持ち。海月への想い。だと解釈しました。

まるで姉を待っていたかのように、原型を留めた肉体。それを抱き締める姉の図は、怖さもありながらも、姉妹の愛おしさのつまった、素晴らしい構図だと思います。

海月は現世を漂い、姉は夜の闇を漂う。

そんな同じように抜け出せないループの中、やっと見つけた忘れ物は、ずっと探していた物のはずなのに、どこか2人とって、見つかって欲しくはなかった物のように感じて、それでも最期に揃えられた靴が、海月から姉への、前に進むためのメッセージのように感じられて、素敵な物語でした!(о´∀`о)

これからも、ご無理のない範囲での活動頑張って下さい!✨

尚、このレビューへの返信はご不要です!

素敵なお時間をありがとうございました!🍅

2023/12/25 17:46

「忘れ物」の意味が予想外で鳥肌が立ち、ラストまで駆け抜けるように読んでしまいました。すごく感動できる作品をありがとうございます!

2023/12/17 09:46

素敵な物語をありがとうございます·͜· ︎︎

姉妹のお互いを想う愛情と、ストーリーの展開に一気に最後まで読む手が止まりませんでした。タイトルにもある「忘れ物」が、それぞれの視点で意味があり、最期まで綺麗に描かれていて、とても好感が持てます。お互いにコンテストでいい結果になりますように✨心から願っています(*´ω`人)

りた。さん
2023/12/17 00:53

この作品のひとこと感想

すべての感想数:3

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