博士とロザリー【試し読み版】3/28発売「5分後に涙」収録作品
ヒューマンドラマ
完
120
紀本明/著
- 作品番号
- 1710476
- 最終更新
- 2024/04/04
- 総文字数
- 4,093
- ページ数
- 3ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 120
- ランクイン履歴
-
総合13位(2024/01/04)
ヒューマンドラマ1位(2023/11/14)
- ランクイン履歴
-
総合13位(2024/01/04)
ヒューマンドラマ1位(2023/11/14)
2023年12月
第43回キャラクター短編小説コンテスト
「予想外のラスト! 1万文字以下の超短編 第3弾」
【最優秀賞】頂きました。
【講評】
とある国の天才博士。博士は、死んだ最愛の恋人の記憶を組み込んだヒューマノイドと二人、静かに暮らしていた。しかし、博士からの愛を受けるうちにヒューマノイドに自我が芽生え始め…。感情を持つ生物ならざるものという部分は定番の王道ですが、わかっていても泣かされてしまうのは、その王道を作り上げる細部に力があったからだと感じています。舞台装置に頼らず、読者を泣かせるという意味で博士とヒューマノイドの気持ちの変化まで描き切っていた部分が素敵で、感情移入して読んでしまいました。面白かったです。予想外の結末に驚き、そして号泣しました。
2024年3月28日発売「5分後に涙」収録作品
それに伴いこちらは試し読みとさせていただきます。
- あらすじ
- とある国に、稀代の天才と呼ばれる博士がいた。博士は、死んだ最愛の恋人・ロザリーの記憶を組み込んだヒューマノイドと二人、森の中の屋敷で静かに暮らしていた。しかし、博士からの愛を一身に受けるうちに自我が芽生え始めたロザリーは、徐々にかつての恋人とは異なる言動をするようになり……――。
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この作品のレビュー
この作品の感想ノート
拝読させて頂きました。切ない思いが大変シンプルな文体で表現されていて感服いたしました。自我に目覚めたロボットがどういう行動にでるのかドキドキしながら読ませていただきました。博士が、涙や忘却をプログラミングしていたというのも素晴らしい設定だと思いました。ノベマの受賞作の書評通り意表をつくラストも秀逸でした。私は、まだまだ初心者ですが、これからも頑張って行こうと思います。
2024/03/02 10:14
めちゃくちゃ感動したよ……🥲♥️
まず日記から始まるところが、この後どうなるんだろう?とめちゃくちゃワクワクしました。
自分の正体を知らないロザリーと、その秘密を知る博士。冒頭ではロザリーに対する執着にも似た愛情を持っている印象だったのが、ラストでは相手を真に思いやる博士の心情に、ウルッときてしまいました。
そしてロザリー視点が本当に好き。ぐっと心を持っていかれました。
え、一万字?うそでしょ?映画一本見た気分。
本当に面白くて感動するお話でした。ありがとう!!
一倉エマさん
2023/12/15 18:54
前からすごーく気になっていたので一気読みさせて頂きました!とても1万文字とは思えない考え尽くされた構成で、脱帽です。ほんとに……明さん、やるなぁ〜☺️日記から始まり、ジャムクッキー、涙、愛、自我、再会まで……綺麗におかれた伏線が最後の最後に回収されるまで魅力的に描かれていました。ちょっとしたボタンのかけ違いからすれ違ってしまった二人が再び会う場面は胸がぎゅっとなりました。世界観もとても好きです。
遊野煌さん
2023/12/02 13:28
紀本明さんの書籍化作品
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