未完成な僕たちは、明日を描く。
青春・恋愛
完
154
水月つゆ(水沢ゆな)/著
- 作品番号
- 1640364
- 最終更新
- 2021/08/13
- 総文字数
- 98,856
- ページ数
- 118ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 154
- ランクイン履歴
-
総合17位(2021/10/19)
青春・恋愛12位(2021/10/18)
- ランクイン履歴
-
総合17位(2021/10/19)
青春・恋愛12位(2021/10/18)
僕の人生には初めから選択肢なんかなくて
あるのはいつも〝諦め〟の二文字だった。
だから、親が敷いたレールの上を、
〝これが正しい〟んだと思い込んで歩いた。
それしか僕にできることはなかったから。
ーーけれど、きみだけが気づいた。
「ハルの人生はハルのもの。
ーーだから頑張れ、ハル」
きみだけが僕の背中を押してくれた。
僕より小さな手のひらが、
力強く僕を引っ張って、
夜空の下、二人で走った。
初めて親に夢を伝えたあの日、
初めて僕は、親に抵抗した。
ーーきみは、僕の道標。
- あらすじ
- 高校二年になった僕はやりたいことを諦めて、進路表に“進学”と書いた。ひょんなことからクラスメイトの岩倉水帆と仲良くなる。進路のことを言い出せずにいたけれど、ある日僕は打ち明けることに。そしてそれを諦めていることも。すると、「ハルの人生はハルのものなんだよ」と告げられて背中を押される。そのおかげもあって僕は諦めないことに決めた。けれど、実は彼女にも誰にも言えない“過去”があって……
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