未完成な僕たちは、明日を描く。

作品番号 1640364
最終更新 2021/08/13

未完成な僕たちは、明日を描く。
恋愛・青春

118ページ

総文字数/ 98,856

ランクイン履歴:総合17位 (2021/10/19)



僕の人生には初めから選択肢なんかなくて
あるのはいつも〝諦め〟の二文字だった。

だから、親が敷いたレールの上を、
〝これが正しい〟んだと思い込んで歩いた。


それしか僕にできることはなかったから。


ーーけれど、きみだけが気づいた。


「ハルの人生はハルのもの。
 ーーだから頑張れ、ハル」


きみだけが僕の背中を押してくれた。


僕より小さな手のひらが、
力強く僕を引っ張って、

夜空の下、二人で走った。


初めて親に夢を伝えたあの日、
初めて僕は、親に抵抗した。


ーーきみは、僕の道標。

あらすじ
高校二年になった僕はやりたいことを諦めて、進路表に“進学”と書いた。ひょんなことからクラスメイトの岩倉水帆と仲良くなる。進路のことを言い出せずにいたけれど、ある日僕は打ち明けることに。そしてそれを諦めていることも。すると、「ハルの人生はハルのものなんだよ」と告げられて背中を押される。そのおかげもあって僕は諦めないことに決めた。けれど、実は彼女にも誰にも言えない“過去”があって……

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