君への愛は嘘で紡ぐ

ランクイン履歴

総合83位(2020/07/19)

青春・恋愛

君への愛は嘘で紡ぐ
作品番号
1600971
最終更新
2020/06/28
総文字数
129,969
ページ数
117ページ
ステータス
完結
いいね数
24
ランクイン履歴

総合83位(2020/07/19)

人は生まれた瞬間、終わりに向かって生きていく



死ぬまでの時間は人それぞれだが、どれもわずかな時間であることに変わりない



その限られた時間でなにをするか



彼は、周りにどう思われても、後悔しないようにやりたいことをやることを選んだ







人は他人と関わらずに生きていくことはできない



本音でぶつかり合うときや、上辺だけの付き合い



どんな関係でも、他人と関わらないという選択肢は選べない




それなのに、彼女は上辺だけの付き合いに疲れ、そこから逃げ出した



あらすじ
不良だと言われ、人から避けられている笠木玲生と、人と関わることに疲れたお嬢様、小野寺円香

お互いに惹かれあっていったのに、お互いに嘘をついて離れ離れになってしまう……



不良とお嬢様の切ない初恋ストーリー

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:Nia.さん
ネタバレ
愛の込められた嘘と共に
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衝撃のラストに思わず息を呑む。そして気づけば頬を伝った涙。久しぶりに流したそれは温かかった

殻を破って羽ばたきたいと思った時、読み返したい作品。玲生の台詞の一つ一つに心揺さぶられ、まるで私に向けて放たれた言葉のような気もし、何度も何度も励まされました

本作品は描写表現が非常に細かく、ページを捲った瞬間から登場人物たちに魅了され、虜にさせられます

お嬢様という理由から、小さな鳥籠から抜け出せなかった円香の目の前に、自分の好きなことを後悔ないよう果たしていく玲生が現れた。彼に影響されて、失敗も重ねていきながら、少女だった円香が一人の女性として成長していく姿には胸を打たれました

美文で綴られた本作品を只の恋愛小説、と片づけることはあまりに失礼な気がしています。彼らと出会えて良かった。生について考えさせられる。まさに示唆に富んだ作品でした

円香のように、私も進もう。愛の込められた嘘と共に

2020/07/13 16:29

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