
作品番号 1527611
最終更新 2022/04/25
264ページ 完
総文字数/ 145,710
ランクイン履歴:
総合:16位(2022/02/09)
青春・恋愛:8位(2022/02/12)
私はあの夜のことを
永遠に忘れることなんてないのだろう。
絶望してすがった。
きっともがいてた。
運命にじゃない。
生きたいと思ってしまった自分に。
「海月」
名前を呼ばれるたびに、心が揺れた。
けれど、きみと一緒にはいられない。
なのに、なのに……。
「でも俺、どう考えてもお前のことが好きなんだよ」
きみはまっすぐだ。涙がでるぐらい。
:
*
私の幸せの先にきみがいて、
きみの幸せの先に私がいる。
「もう、朝が嫌いだなんて言わない?」
言わないよ、絶対に。
だって、こんなにも
きみと迎えた今日は、美しい――。
原題・あの頃、きみといくつもの朝を数えた。
《2018・11月29日/完結、公開》
第3回野いちご大賞《大賞受賞》
応援してくださった皆さまのおかげです。
本当にありがとうございました!!
2019・6月28日 単行本発売
〈365日間、あふれるほどの「好き」を
教えてくれたのはきみだった〉
本作の続編も好評発売中です!!
機会があれば是非ともお手に取っていただけたら嬉しいです!
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この作品のレビュー
この作品の感想ノート
追記
図書委員会の活動で、おすすめの本を紹介するというものをやったのですが、この本を紹介させていただきました!
私にとっての運命の一冊なので、学校の多くの人に読んでもらいたいと思ってます。
それと、「365日間、あふれるほどの「好き」を教えてくれたのは君だった」も読ませていだだきました!
話が繋がるところも多くて読んでてとても楽しかったです。
個人的に優月ちゃんは海月ちゃんの生まれ変わりだと思いました笑
儚く、切ないこの物語、出会えて本当に良かったと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました!
数年前に本屋で見つけて買ってみたらとっても面白かったです‼︎
題名に惚れて買ったのですが、この小説のおかげで本が好きになれました。
海月と佐原の関係、さらに海月が叔母家族に心を開いていく。とても美しく表現してされた本で、読んでからも何回も読み返して、今でも1番のお気に入りです!
素敵な作品を本当にありがとうございました!
感動しました。こんなに本で号泣したのは久しぶりです。特に感動したのは海月が抱えた過去、それをしっかり佐原がしっかり受け止めてあげているのがとても心に残りました。水族館で佐原がかけた言葉は海月の心を救ったと思います。
まだ、学生(若い)のにもうすぐ死んでしまうかもといわれて海月のようになるのもおかしくないと思います。
海月がもう死ぬといわれた日からあれだけの年月を生きられたことは本当に奇跡だと思います。私はあの生きられた年月は佐原の分の”命”だと思います。あれだけ海月が生きることを願ったのが神様に伝わったんだと思います。
図書館で見つけたとき表紙&タイトルに一目ぼれして借りてみたら予想通り最高でした!!
短くて文章も下手ですが、本を読むことが大好きで、永良サチ先生の本が大好きです。この本も大好きということが伝わったらいいなと思います。
とても切なくでも胸キュンでした。とても感動しました。とても面白かったです。