騎月孝弘さんのレビュー一覧
文章がきれいでうまく、すらすらと入ってきます。サマーアップルパイとサイダーと、夏にまつわるガジェットが絶妙で、思わず引き込まれて一気読み。そして先入観を覆す構成もうまい。とてもステキなお話でした。
文章がきれいでうまく、すらすらと入ってきます。サマーアップルパイとサイダーと、夏にまつわるガジェットが絶妙で、思わず引き込まれて一気読み。そして先入観を覆す構成もうまい。とてもステキなお話でした。
これはもしや、妻にはなにか企みやサプライズがあるのかなと読み進めていったところ、清々しいほどストレート。でも、この物語、そこがいいですね。まっすぐな気持ち、素直な思い、慈しみ。読んでほっこりしました。こうしてちゃんと思いを伝えることって大事だなと。。
川名くんがイケメンすぎます。 大切なことなので、もう1回。 川名くんがイケメンすぎます。 自然体で優しさあふれる川名くん。いやあ、ほんとイケメンですね。カッコつけてない素朴な感じだけどその行動力に惹かれます。 そして文章がうまい。流れるような文章。
川名くんがイケメンすぎます。
大切なことなので、もう1回。
川名くんがイケメンすぎます。
自然体で優しさあふれる川名くん。いやあ、ほんとイケメンですね。カッコつけてない素朴な感じだけどその行動力に惹かれます。
そして文章がうまい。流れるような文章。
わー、美しいですね。まずタイトルが美しく、そして描かれる光景が美しい。読みながら桜の舞い散る情景がありありと浮かんできました。
少女の胸に秘められた想いと、その想いの行き先。
切ないお話ながら、未来へ一歩踏み出そうとするラストも好きです。
ここ一年の間に初めて出会った人は、一緒に食事でもしない限り、みんなマスクの下の顔を知りません。 コロナによる今の状況、いったいいつまで続くんだろう。そんな不安と、鬱屈とした思いと、また早く素顔で笑いあい、語り合える日が来てほしいっていう願い。近未来SFのテイストに、きらめく青春のコラボ。なんとも絶妙な組み合わせ。 短編映画のような、鮮明にその風景を思い描くことのできる素晴らしい物語でした。
ここ一年の間に初めて出会った人は、一緒に食事でもしない限り、みんなマスクの下の顔を知りません。
コロナによる今の状況、いったいいつまで続くんだろう。そんな不安と、鬱屈とした思いと、また早く素顔で笑いあい、語り合える日が来てほしいっていう願い。近未来SFのテイストに、きらめく青春のコラボ。なんとも絶妙な組み合わせ。
短編映画のような、鮮明にその風景を思い描くことのできる素晴らしい物語でした。
タイトルどおり、初めての恋とその終わりまで。ほんと、きれいな文章で読み心地がよかったです。主人公が女の子で、彼女の繊細な心の揺らぎが伝わってきました。失恋しても、こんなに清々しく前を向けるヒロイン、素敵です。
タイトルどおり、初めての恋とその終わりまで。ほんと、きれいな文章で読み心地がよかったです。主人公が女の子で、彼女の繊細な心の揺らぎが伝わってきました。失恋しても、こんなに清々しく前を向けるヒロイン、素敵です。
7,500字という短編の中、ラブレターという形式を用いているのが効果的でした。
それぞれのエピソードに日付が入っており、それによって否応なくその<余白>(あいだの時間での、ふたりの関係性の変化)を想像させます。
切なくも愛おしい物語で、長編としても読んでみたいです。
どうしよう。迷子なのに、迷子を拾ってしまった。 戸惑う主人公からこのフレーズがでて、すごくほっこりしました。不思議な世界に迷い込んだ女の子が、思い出の断片に触れながら前を向いていくお話に、短編映画を観ているような感覚。表現がうまいなと思いました。予想されたラストとは違った物語の閉じ方もすてきです。
どうしよう。迷子なのに、迷子を拾ってしまった。
戸惑う主人公からこのフレーズがでて、すごくほっこりしました。不思議な世界に迷い込んだ女の子が、思い出の断片に触れながら前を向いていくお話に、短編映画を観ているような感覚。表現がうまいなと思いました。予想されたラストとは違った物語の閉じ方もすてきです。
さらりと読める短編ながら、その真相に至るまでに物語の反転が何度かあり、がらりと印象が変わります。ストーリー展開がうまいなあと思いました。
安易な結末になっていないのもいいですね。本当の誠実さが伝わってきて。
彼と彼女の半年後くらいの関係って、はたしてどうなってるんだろう。
僕の気になる彼女は、なんでいつもビニール傘をさしてるんだろう? そんな些細な疑問を軸に展開していくふたりのお話。彼女――井原さんの聡明でいて愛嬌のある性格と言動がとってもいい! 主人公のドキドキ感が手に取るように伝わってきました。描写も世界観もきれいで、本編にもあるように、心が洗われました。
僕の気になる彼女は、なんでいつもビニール傘をさしてるんだろう?
そんな些細な疑問を軸に展開していくふたりのお話。彼女――井原さんの聡明でいて愛嬌のある性格と言動がとってもいい! 主人公のドキドキ感が手に取るように伝わってきました。描写も世界観もきれいで、本編にもあるように、心が洗われました。
2部構成になっていて、前半の短編にはとある家族の歴史と、その家族を見守る存在が描かれていて、それだけでもすごくあたたかい気持ちになれました。こんなわずかな文章の中で喜びと切なさと、時の流れを描けるのがすごい。
そしてなんと、趣向を変えた後編では、さらにお話に厚みが出てて。素晴らしい構成と展開。表現にもセリフにも愛があります。
なんて優しい眼差しでしょう。
最高の読後感でした。
小さな町で囚われたように暮らす息苦しさと、それに抗う高校生ふたりの淡い恋模様。文学的で美しい文章と、瑞々しい会話。まるで短編映画を観ているかのような気分。すべての登場人物に作者さんの温かいまなざしが向けられ、優しさに包まれた素敵な物語でした。
小さな町で囚われたように暮らす息苦しさと、それに抗う高校生ふたりの淡い恋模様。文学的で美しい文章と、瑞々しい会話。まるで短編映画を観ているかのような気分。すべての登場人物に作者さんの温かいまなざしが向けられ、優しさに包まれた素敵な物語でした。
