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2部構成になっていて、前半の短編にはとある家族の歴史と、その家族を見守る存在が描かれていて、それだけでもすごくあたたかい気持ちになれました。こんなわずかな文章の中で喜びと切なさと、時の流れを描けるのがすごい。 そしてなんと、趣向を変えた後編では、さらにお話に厚みが出てて。素晴らしい構成と展開。表現にもセリフにも愛があります。 なんて優しい眼差しでしょう。 最高の読後感でした。