BL
完
浮瞑/著

- 作品番号
- 1753905
- 最終更新
- 2025/06/17
- 総文字数
- 76,395
- ページ数
- 17ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 14
メガネマスク×派手美人
捻くれていても、拗らしていても、真っ直ぐである。
◇
遅刻して教室に入るとき、驚かせてしまった。
ノートを借りるとき、苗字すら覚えていなかった。
それなのにお昼一緒に食べようって誘ってくれた。こんな見た目のおれに物怖じもしないらしい。
わざわざ誘ってくれたし、進学して知り合いもいないし、これを機に久しぶりに人と関わっていもいいかもしれない。
メガネにマスクであんまり表情はわからないけど、後ろの席のやつはいいやつだ。
◆
ピンクベージュの髪。たくさん開いたピアス。入学式すら遅刻してきた。
前に一度見た真剣そうな表情とは違い、だらしない所があるらしい。髪色もその時と違っていた。
でもあいつだ、とわかった。
同じクラスだと知り、席を知り、運が味方をしていると思った。
俺の前の席は——。
(表紙絵:浮瞑)
捻くれていても、拗らしていても、真っ直ぐである。
◇
遅刻して教室に入るとき、驚かせてしまった。
ノートを借りるとき、苗字すら覚えていなかった。
それなのにお昼一緒に食べようって誘ってくれた。こんな見た目のおれに物怖じもしないらしい。
わざわざ誘ってくれたし、進学して知り合いもいないし、これを機に久しぶりに人と関わっていもいいかもしれない。
メガネにマスクであんまり表情はわからないけど、後ろの席のやつはいいやつだ。
◆
ピンクベージュの髪。たくさん開いたピアス。入学式すら遅刻してきた。
前に一度見た真剣そうな表情とは違い、だらしない所があるらしい。髪色もその時と違っていた。
でもあいつだ、とわかった。
同じクラスだと知り、席を知り、運が味方をしていると思った。
俺の前の席は——。
(表紙絵:浮瞑)
- あらすじ
- 江間は入学早々、寝坊して遅刻が確定していたにも関わらず優雅に登校した。
授業の邪魔をしないように教室のドアを静かに開けるが、ドアのすぐ側の席の生徒を驚かせたのか、バッチリと目が合った。
なぜか、その目に惹きつけられた。
意を決して「ノート貸してもらえない?」と話しかけたことをきっかけに、その驚かせてしまった生徒との日常が始まる。
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