異界アルペン

ホラー・パニック

異界アルペン
作品番号
1743707
最終更新
2025/01/23
総文字数
53,479
ページ数
19ページ
ステータス
完結
いいね数
0
“言うなれば異界エレベーターならぬ異界アルペンだと大山は言っていました。”

山を愛する男、大山直人は妻である大山久子と共に北海道のトムラウシ山を登っていると奇妙な人影を目撃する。それは体は人間の女性だが、頭が二つある怪異であった。
それから暫くして、大山久子は自宅近くのマンションのエレベーターの監視カメラに映ったのを最後に行方不明になってしまう。
妻を必死に探す大山直人だったが、妻が帰ってくることはなく、代わりに大山は別の目的を見つける。
動画制作で生計を立てる男、東正彦にかつての親友、大山から冬の富士山に登らないかと誘いが来る。傷心の大山を励ますためにその誘いに乗るが、その登山はただの登山ではなく、妻のいる異界へと行くために大山の考えた儀式『異界アルペン』であった。
凍てつく富士の山肌、大量のライチョウの死骸、後ろから近づくツプサパフチ<二つの頭の老婆>の気配、妄念渦巻く富士の山に東と大山は飲み込まれていく。
あらすじ
この文章群は、先日山中にて発見されたご遺体の所持品として私に届けられた手帳、USBメモリ、携帯に残されていたとある奇妙な記録を私が文字に起こし、小説にしたものです。
なぜ、ご遺体の所持品が私の元に届いたのか、それは奇妙にもご遺体が持っていた身分証明証は全て私の個人情報と一致していたからです。
私はとある奇妙な記録を皆さんに読んでもらう事でこれからこの世界で起こる絶望を理解していただきたいのです。

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