海と猫とコーヒーの香り

ヒューマンドラマ

海月いばら/著
海と猫とコーヒーの香り
作品番号
1736172
最終更新
2024/10/11
総文字数
28,362
ページ数
11ページ
ステータス
完結
いいね数
0
友人の結婚式で、莉子と美里は『一生独身同盟』を結ぶ。
なのにある日突然、莉子のもとにいかにも結婚式の招待状のような封筒が届いた。
差出人は美里である。
「裏切られた!」
美里は田舎に引っ越しカフェをオープンさせていた。
美容室のトップスタイリストで仕事一筋の莉子は、日頃のストレスを美里にぶつける。すると美里から「こっちにおいでよ」と誘われ、思い切って仕事を休み五日間お世話になることに。
田舎での生活は意外にも馴染み、居心地の良さを感じた莉子は、自分が本当に求めていた生活はこれだと直感的に気付く。
「私、美容師辞めてここに来る」
そう宣言したものの、都会に戻り仕事に復帰すると、同じトップスタイリストの悠臣から猛烈に反対されてしまった。
果たして莉子の決断は……。
あらすじ
どんなに頑張っても結果を出してもそれ以上を求められ、誰も認めてくれない、褒めてくれない、気遣ってもくれない。そんな日々にいつしか大好きだった美容師という仕事にストレスを覚え始めていた莉子が、大学時代の友人で『一生独身同盟』を結んでいる美里の住む田舎街を訪れる。そこは莉子が『自分らしくいられる場所』だった。人との繋がりや美里との時間を通じ、莉子は本当の自分を取り戻す。

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