後宮なりきり夫婦録

後宮ファンタジー

石田空/著
後宮なりきり夫婦録
作品番号
1704650
最終更新
2023/09/08
総文字数
106,108
ページ数
23ページ
ステータス
完結
いいね数
3
ランクイン履歴

総合67位(2023/09/18)

後宮ファンタジー10位(2023/09/15)

ランクイン履歴

総合67位(2023/09/18)

後宮ファンタジー10位(2023/09/15)

「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」

雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れられていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。

影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。
あらすじ
雲仙国の寺院で方士修行に励む月鈴は、ある日弟弟子にして三代前の皇帝の息子に当たる空燕に頼まれ、現皇帝の影武者として潜入する彼と共に愛妃として潜入することになった。
見えないなにかに脅かされる首都に、夜な夜な宮女が行方不明になる後宮。その謎を追う内に浮かび上がる大きな陰謀。

ふたりはその陰謀を打ち破れるのか。そして隠されたふたりの想いの行方は。
サイトより転載になります。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

皇帝である兄の影武者となった空燕と、皇帝の愛妾として後宮に入った月鈴が、方士として難事件に取り組む物語は、実に面白いと思いました。その兄が正気に戻り、今度はその皇帝勅命の下で、帝の影武者とその愛妾が、活動する様は痛快に思えてなりません。そして本当の夫婦として契れた描写が描かれていた点も感激を覚えました。
只、疑問に残るのは、一連の事件の黒幕の四像国であることが、空燕と月鈴がほぼ同時間帯に知り得たことです。きっかけはそれぞれ違いますが、余りに急転直下な展開に思えてなりません。
また、生まれながらに方士の元で育った月鈴であるから、女性らしく育っていないとはいえ、セリフが全て男性口調であるため、月鈴が発したセリフなのか否か、思い悩む箇所がありました。後宮に入る前に妃教育を受けた以上、女性口調にすべきと思います。

2023/11/06 19:26

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