冷淡人魚姫は、暴君白雪姫に恋をする。

青春・恋愛

冷淡人魚姫は、暴君白雪姫に恋をする。
作品番号
1701832
最終更新
2023/08/21
総文字数
101,280
ページ数
67ページ
ステータス
完結
いいね数
0
毒林檎も魔法も無い世界で、何故二人は出逢い、惹かれたのか。


交通事故の後遺症で足に障害を持ち、精神的ストレスから声を失った少女――遠海真姫。
笑わない、喋らない、人を寄せ付けない彼女は、いつしか影で“冷淡少女”と呼ばれる様になる。
そんな彼女の元に編入してきたのは、黒い髪に白い肌を持った、まるで白雪姫の様に美しい容姿の青年・白川 雪斗。

「勉強は嫌い、運動も嫌い、学校がそもそも好きじゃない。人付き合いも友達作りも怠い。恋愛は、まぁ興味無くは無いけど、付き合うとか面倒なんでする気はないです。よろしくしたくないけど、一応よろしく」

――なんだこいつ。
強烈な自己紹介に圧倒される真姫だったが、彼は何かと真姫に構うようになり……。

胸の内に芽吹く感情。関わる度、幹を伸ばし、葉を付ける。
1人でいい。1人がいい。そう思っていた筈なのに。

彼等は何を背負い、何を思い、何に惹かれたのか。
不器用な優しさが描く、小さな恋の話。




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