192ページ 完
総文字数/ 110,284
ランクイン履歴:
総合:25位(2020/12/18)
私はずっと自分以外のものになりたかった。
誰にも知られずに咲いて散っていく花でもいい。
誰にも気づかれずに流れていく雲でもいい。
私は私じゃないものになれたらいいと思っていた。
「俺、響じゃなきゃダメなことがいっぱいある」
自分のことが嫌いだった。
でもそんな私のことを認めてくれた人がいた。
だったら、今の私を受け入れよう。
止まっていた針を少しずつ動かそう。
そしたら、きみに伝えたいことがある。
――きみの知らない、十七歳の私で。
\2020年・12月28日・書籍化/
こちらは改稿前のデータです。
書籍の際は修正に加え、さらに加筆もしていますので、その違いもお楽しみいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
この作品の感想ノート
すごく感動しました、!響ちゃんが友達や家族と向き合って前に進もうとしていたり、旭くんが病気に立ち向かう姿とか私も勇気をもらいました、!最後に2人がまた一緒に過ごせていると分かった時はほんとに泣きました🥺🥺
作者さまの現在と過去を行き来する書き方が2人の心情とか時の流れをすごくよく表していて引き込まれました。。。
2人がこれからも幸せに過ごしていたらいいなって心の奥深くから思います!!
素晴らしい作品をありがとうございました👏👏
なんだか昔の私と被るところが多くてめっちゃ泣いちゃいました……😭
あの頃私が抱えてた葛藤だったり思いだったり、逆に私が気づけなかった自分自身や周りの人に対する気持ちが書かれていて、個人的な事情も入りますがすごく感動しました…!!
人間の本質と言ってはなんですが、綺麗な部分だけを知っていて欲しかったり、上手くいっている振りをして自分自身すら誤魔化したり。きっと色んな人が抱えるであろう思いや悩み、発見がすごく丁寧に緻密で繊細に書かれていて本当にすごいなと思いました👏👏
あと、このお話がハッピーエンドで本当に良かったです。☺️
最後の1年後のところで響と、環が話し終わって別れたあと旭くんの回想(?)的なのが出てきて、『え?え?まじ?30パーセントには勝てなかったのかな……?』みたいな感じになったのでその後に“響ー!”って呼んでるの見てまじボロ泣きでした……😭
良かったぁ…と思って笑
書籍が発売されるという通知でこのお話を知ることができたんです。
読み終わって余韻に浸ってたら書籍発売のことを思い出しまして……
『書籍…書籍………書籍!?』
ってなりました笑
ぜったいこの本買いに行きますね😭💓
めっちゃ長くなってしまって申し訳ないです🙏💦
本当に面白かったです!!